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桑の実 桑椹 お蚕さま

  • 6月19日
  • 読了時間: 2分

桑の実(マルベリー)は、庭に勝手に生えているけれど、高い栄養価と上品な甘みがある。漢方や薬膳でも「桑椹(そうじん)」と呼ばれて、長寿や滋養の生薬として重宝されてきた。体に潤いと栄養を与える「補血」と、エネルギーを補う「補腎(ほじん)」の生薬。



アントシアニンは眼精疲労に効く、と言われているので、スマホやPCで疲れている現代人には必要かも。小さいのに鉄分とビタミンCが豊富なのも不思議だ。自然界で桑の葉にしか含まれない成分「DNJ(1-デオキシノジリマイシン)」は、小腸での糖質の吸収をブロックし、血糖値上昇を抑える効果もある。



手が届くものは手でとるけれど、高い場所にあるものは木をゆする。枝をゆらす。

ぼたぼたと名もなき虫と共に桑の実が落ちてくる。

クワガタとかをとるときと同じ。



洗ってそのまま食べても美味しい。

ドライフルーツにしてヨーグルトのトッピングで食べるのが一番簡単で美味しい。ジャムにも挑戦したい。


桑の実はこうして人間が食べれるけど、もともと、桑の葉はお蚕さまが食べるので、養蚕業が盛んだった長野では桑を育てていた。だから、こうして自然に生えている歴史を感じる、絹こそが日本の近代を支えた重要な産業。


「お蚕さま」と呼ぶのは、蚕が神聖視され、人々の暮らしを支える最も重要な生き物だった名残。

「お蚕さま」は病気に弱くデリケートだから、農家の人々は自分たちの寝室や座敷を提供し、朝から晩まで家族総出で大切に世話をした。家族同然の扱いというほど、愛情を寄せていた。


「蚕」=「天」の「虫」。神様からの授かりもの、神そのものとして信仰されていた。

日本神話(古事記・日本書紀)では、食物の神様の遺体から蚕が生まれたとされている。

家の神「おしら様」、「蚕玉(こだま)様」など、「蚕の神様」が全国で祀られてきた。



お蚕さまが好きな桑の葉は、桑の葉茶としても美味しく頂けるし、桑を見ているだけで、多くのドラマが浮かんでくる。




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