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ジャッド|マーファ 展

  • 4月30日
  • 読了時間: 3分

ドナルド・ジャッドのマーファ@ワタリウム美術館。



ドナルド・ジャッド(Donald Judd, 1928–1994)は、アメリカでのミニマリズム(ミニマル・アート)の先駆者。


ジャッドにとってのマーファでのプロジェクトは、アート、建築、周囲の自然環境を一つのまとまりとして融合させる壮大な構想の実践と実験。


1970年代にニューヨークから移住し、軍の施設跡などを自ら購入・改修して、作品が「永遠にその場所に存在し続ける」ための恒久設置の場を創り上げた。


『ニューヨークに神秘的なものは何もない。ただ知識と多くのビジネスがそこにあるだけだ。』

と、彼は語ってニューヨークを去っている。



二次元の抽象絵画から三次元の自然界に舞台をうつす跳躍は興味深く、作品だけが砂漠に密やかに残り、亡くなった彼はいま何を思うだろう。




ジャッド|マーファ 展

会期:2026年2月15日(日)- 7月12日(日)


主催/会場:ワタリウム美術館

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目7−6


展示内容

私にとって、ここは何もない田舎ではない。世界の中心なんだ。

この土地が好きで、ここにいるのが好きなんだ。

― ドナルド・ジャッド

TV番組「ルーレンド・グート」でのハンス・ケラーによるインタビューより、1993年夏


この場所は主にアートの設置のためであり、既存の状況に組み込める私自身の建築のためであり、

仕事のためであり、そして全体として私の生きるための考えのためである。

マーファにあるこの場所の主な目的は、アートの真剣で恒久的な展示である。

― ドナルド・ジャッド

「マーファ, テキサス」1985より



20世紀を代表するアーティストとして知られるドナルド・ジャッド(1928-1994)は、1970年代にニューヨークを離れ、メキシコにほど近いテキサス州の町マーファに移り住んだ。そこで彼は町に残る建物を、生活の場、制作の場として作り変え、さらに自身の作品やダン・フレイヴィン、ジョン・チェンバレン、イリヤ・カバコフなどの作家の作品の恒久的な展示スペースを作るためチナティ財団を設立した。こうしてジャッドが追求し続けた一つ一つの空間は、半世紀の時を経た今も、ジャッドが意図したままの姿でマーファにあり続けている。

本展は1950年代に制作された初期の絵画作品、1960〜90年代の立体作品に加え、ジャッドがマーファに残した空間について、ドローイング、図面、映像、資料を通して紹介する。これらの作品や資料を通して、展示を「その場限りのパフォーマンスにしてはならない」という、アートと展示がもつ完全性に対するジャッドの強い信念を発見いただきたい。

また、ワタリウム美術館の創設者、和多利志津子が1978年にジャッドを日本に招聘し開催した「ジャッド展」(1978年2月22日〜3月22日)のドキュメントのコーナー展示も設けられる。

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