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富士花鳥園

November 4, 2019

ふらっと寄った富士花鳥園。


〒418-0101静岡県富士宮市根原480-1
http://kamoltd.co.jp/fuji/

 

すごい数のふくろう、みみずく。
ふくろうにも個性と多様性があるなぁ、と改めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふくろうは智慧の象徴。特に、夜の智慧。僕らの文明が光の昼の文明だとすると、闇の中にある知恵をもっている存在。じっと見つめていると、その感じはよくわかる。
村上春樹さんの作品にも、ふくろうは時々出てくる。
白雪姫でも、一番先に来たのがふくろう。次がカラス、最後が鳩の順番だった。 

 

 

 

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「完訳グリム童話集 白雪姫」(岩波文庫)
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『日が暮れて家へ帰って来た小人たちは、白雪姫が地面に倒れていて、もう息も止まっているのを発見した。
抱き上げて、何か毒になるものはないかと探し、紐をほどいたり、髪の毛を梳いたり、水や葡萄酒で体を洗ったりしてみたものだが、何もかもが無駄だった。

可愛い子供は死んでいた。
死んだままだった。 
みんなしてお姫さまを棺台に寝かせ、七人揃って、その傍へ腰をかけて嘆き悲しんだ。
泣いて泣いて、三日の間泣き続けていた。

それから埋めようと思ったが、お姫さまはいつまで経っても生きている人のように活き活きとしていて、頬も紅く綺麗なままだった。     

「こいつは、黒い土の中になんか埋められないね」

小人たちは言って、四方から見えるように透き通ったガラスの棺をこしらえさせて、その中へお姫さまを寝かせ、金文字で名前を書いたうえ、王の娘だということも書いておいた。 
それから棺を運び出して山の上へ置いて、いつも誰か一人が側で番をした。

獣たちもやって来て、白雪姫のことを泣き悲しんだ。
一番先に来たのがふくろうで、その次がカラス、一番おしまいが鳩だった。  
こうして白雪姫は長い長いあいだ棺の中で腐ることがなく、雪のように白く、血のように紅く、黒檀のような黒い髪だったので、まるで眠っているだけのようだった。』
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富士花鳥園の温室内の花がものすごい量で驚いた。この聖なる空間で花の養生しているおじさんが、モモのマイスター・ホラのように見えてしかたがなかった。
もしくは、バーネット 「秘密の花園」のような場所でもあり。

 

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「星の時間て、なんなの?」とモモはききました。
「いいか、宇宙には、あるとくべつな瞬間というものがときどきあるのだ。」
と、マイスター・ホラは説明しました。

「それはね、あらゆる物体も生物も、はるか天空のかなたの星々にいたるまで、まったく一回きりしか起こり得ないようなやり方で、たがいに働き合うような瞬間のことだ。
そういうときには、あとにもさきにもありえないような事態が起こることになるんだよ。 
だがざんねんながら、人間はたいていその瞬間を利用する事を知らない。だから星の時間は気付かれないまま過ぎ去ってしまうことが多いのだ。
けれどもし気がつく人がだれかいれば、そういうときには世の中に大きなことが起きるのだ。」
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(モモ)「すると、もしあたしの心臓がいつか鼓動をやめてしまったら、どうなるの?」
(マイスター・ホラ)「そのときは、おまえの時間もおしまいになる。あるいは、こういうふうに言えるかもしれないね。
おまえじしんは、おまえの生きた年月のすべての時間をさかのぼる存在になるのだ。
人生を逆にもどって行って、ずっとまえにくぐった人生への銀の門に最後にはたどりつく。そしてその門をこんどはまた出ていくのだ。」
「そのむこうはなんなの?」
「そこは、おまえがこれまでになんどもかすかに聞きつけていたあの音楽の出るところだ。
でも今度は、おまえもその音楽に加わる。おまえじしんがひとつの音になるのだよ。」
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富士花鳥園。
花と鳥の園。

年をとると、花鳥風月を愛するとはよく言ったもので。

園内の中で野外に出れる場所があり、そこからは富士山が仰げる。

 

エミューも野外で間近で見れたり、ふれあいコーナーもあったり、自分のように丸出しの野生では生きれない現代人には、とても親切な場所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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