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新学校園 第四回「人と人、植物と人、月と人 言葉ではない対話 //めぐり花とコーマワーク」@IID 世田谷ものづくり学校

昨日は、塚田さんとしている新学校園 第四回「山滴る巡り花」@IID 世田谷ものづくり学校

■2019/9/14(Sat)(14:00-17:00):新学校園 第四回「人と人、植物と人、月と人 言葉ではない対話 //めぐり花とコーマワーク」(ゲスト稲葉俊郎)@IID 世田谷ものづくり学校  二階スタジオ(東京都世田谷区池尻2丁目4-5)(親子同伴可, [持ち物]花ばさみ、草花持ち帰り用の袋,草むらに入ったりできる服装)

(→詳細HP) *2019/5/11. 7/7. 8/10. 9/14. 11/9. 12/14. 2020/1/11. 2/8. 3/14

<参考>

 

9月になると咲いている花の数は少なくなるけど、その分思うのは、内側にエネルギーを蓄えている植物のあり方。

目に見える鮮やかな形態の前には、どんなものでも色々な形態をとりながら、潜在的にエネルギーを蓄えている時期がある。 このことは人間も同じだ。

今回は、最初にComaWorkという、意識がないと思われる状態の人との対話技術のワークをした。 アーノルド・ミンデルというユング派の心理学者が創始した技術。紛争解決の対話など、広く対話をとらえている人。

今回は非言語での対話だが、大切なことは「その場に一緒にいる」ことだと自分は思っている。

人は、対話をしているようでも対話をしていない。 なぜなら、多くの人はその場いるようで、肉体はその場にいても、意識はその場にいないからだ。 「その場に一緒にいる」とはどういうことかを体験する。

植物は常にそこにいる。 自然は常にここにある。 ただ、人間だけがちゃんとその場にいない。「その場に一緒にいる」とはどういうことか。 そのためには、動いていないと思い込んでいる相手をしっかりと観察することが大切で、この観察により、共にいることができる。この辺りはヴィッパサナー瞑想と似ているのではないかな、とも思う。

そうした体験を共有して花を摘む。 摘んでくる花に、すでに個性が出るのが面白い。

月の満ち欠けをそれぞれイメージして、自分が一本の草花を選び、同じテーマで違う人たちが同じ花瓶に花を生ける。

自分の美意識やイデアと違うものに変化していくそのプロセスこそが面白いし、不思議と全体としてまとまっていくのも、何かそこに生命の働きのようなものさえ感じてしまう。

子どもも場の動きに感応するのか、絶妙な舞いを踊る。まるで舞踏だなぁ。

これらは出来上がり。

月の満ち欠けのイメージ、伝わるかなぁ。

自然界はすべてがいまここに開示されている。秘密も嘘もなく、あらゆるすべてが。 ただ、僕らはいつも何かしらのフィルターや偏見を何層にも重ねて世界を見る習慣が強固にできてしまっていて、ちゃんとこの自然界を見ていない。

壁は、人間の中にこそある。

歴史的発見とされるものも、この辺りと関係があるんだろうなぁ。 もともとここにあるものを、ちゃんと発見できるかどうか。

そうして発見し続ければ、森羅万象がきっと味方をしてくれるのだと思う。

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