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雑誌pen(2019 No.467)「三宅一生特集」

今月号の雑誌pen(2019 No.467)は三宅一生特集。もちろん買った。自分はかなりのマニアなので知ってる内容も多かったが、滅多に出てこない三宅さん御本人が出ているのには感動。

縄文、人類の原始をテーマにした「Session One(セッション ワン)」というプロジェクトがあり(これは販売やショーでの発表を目的としない)、純粋に人類のルーツを衣服からたどる哲学的で野心的な挑戦。雑誌で見て感じていただきたい。自分は帽子がポイントだな、とも思った。頭から足先まで、第二の皮膚として第二の膜として全身を覆うとき、頭をどういうフォルムにするかで、全体のイメージが、かなり決まってしまう。やはり身体がミ(身・実)、という一つの統一体だからだろう。

三宅一生は素晴らしく創造的なチームで、真のアーティストだな、と常々おもう。

六本木にある「21_21 DESIGN SIGHT」のデザインセンターの写真にも安藤忠雄氏やイサムノグチ氏が見えた。

三宅一生さんと横尾忠則さんとの創造的な関係もかなり重要だが、今回の特集ではそこにあまり触れられてなかったのは少し残念。

雑誌から、三宅一生さんのすごさの一端をぜひ感じてほしい。

広く深い視野を持ち未来と古代のあわいを疾走し続けている。

ちなみに、これはTaschenから出ている Issey Miyake.

ファッションのようでありながら、歴史書、哲学書、神話のようにも読める。

観ているだけで心がワクワクして、心が拡大していくような自由な気持ちになる。

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