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復興五輪、生きるということ、生きる力 野村萬斎さん

オリンピックに対する萬斎さんの思いを聞くと、胸がいっぱいになるほど素晴らしい。 一部の官僚や一部の政治家のように誰かに言わされている言葉ではなくて、本当に心の底から自分自身の言葉で語られている。だから、言葉の力が強い。

オリンピックは平和の祭典、平和への祝祭なのだ。それがアルファにしてオメガ。

生と死。 いのちは、生と死という二つのエネルギーの力学からこそ生み出されている。生だけでもなく、死だけでもなく。

福島のことを受け止める。長崎と広島も。それが日本の歴史だから当然だ。 未来と過去との力学の間に、今という現在がある。

そもそも、復興とは何だろうか。

復興とは元に戻すことではなく、矛盾を受け止め、よりよい未来を創造していくこと。

そのことが死者の声を受け取ること。それは鎮魂でもある。

わたしたちが持っている生きる力、それはいのちの歴史から譲り受けたもの、生きる力を取り戻す。 これこそ、オリンピックで日本が世界に発信すべきこと。

文化庁での萬斎さんのコメントを聞いてほしい。 萬斎さんに座布団1億枚!!

自分の中で、萬斎さんは世界一のアーティスト。実力も身体力も知性も感性もセンスもすべて。

「ころころするからだ」(春秋社)の中で、オリンピックの歴史に一章割いたのも、自分も同じような熱い思いがあるから。能楽の稽古をするのも、そうした止むに止まれぬ思いから。

以前、萬斎さんと『MANSAI 解体新書 その弐拾六』でご一緒した時にも、(もう2年前の話だが)オリンピックへの熱い思いを萬斎さんに伝えた。

そのときは、まだ萬斎さんは「2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出 総合統括責任者」では、なかったのは勿論のことだが、当時の自分は萬斎さんに伝えなければ、となぜか直観的に強く激しく思った。

 cf.2016/7/30:『MANSAI 解体新書 その弐拾六』(芸術監督・野村萬斎、音楽家・大友良英・稲葉俊郎 鼎談) @世田谷パブリックシアター(→HP)(→チラシPDF

時間ない方は、1分ちょいの予告編だけでも見てほしいです。

●Interview全部 37分5秒 復興五輪、生きるということ、生きる力 野村萬斎 氏

●(予告編)1分23秒 復興五輪、生きるということ、生きる力 野村萬斎 氏

cf.そもそも【#文化庁はオモシロイ。シリーズ動画】も、オモシロイ!!

さすが芸大学長次代も素晴らしい活動をされていた宮田亮平さんだ!(現在、第22代文化庁長官)

●【#文化庁はオモシロイ。シリーズ動画】

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