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エミール・ベルリナー、レコード、グラモフォン

May 20, 2018

今日5月20日のGoogleの表紙はエミール・ベルリナー、レコード盤蓄音機の発明者だ。
生誕日が1851年5月20日で今日が誕生日。Googleもセンスがいい。

 

 

 

 

音を録音して再生する、という意味はエジソンが1877年にフォノグラフ型蓄音機を開発した方が早い。

その後、エミール・ベルリナーが1888年に発明したものが、今見ることができる円盤レコード方式の蓄音機、その名もグラモフォン(Gramophone)。今は、世界一のクラシックレーベル、グラモフォン社としてその名が残る。あの黄色のレーベルが美しく気品があり色気がある!

 

 

1877年に発明されたエジソンのフォノグラフ型蓄音機は、円筒の筒を回転させてそこに音を振動の溝として刻印。その溝の振動を再度読み取って音として再生させる装置。録音、再生には向いているが、大量複製して大量生産するのは難しい発明だった。


実際、エジソンはこの蓄音機の発明を、「死に行く人がメッセージを残す媒体」として開発したと聞いたことがある(たしか、金沢にある金沢蓄音器館 )。

(→去年、ブログにも書きました。→●泉鏡花記念館 金沢蓄音器館(March 23, 2017)

 

音楽を「聴くため」ではなく、「声やメッセージを情報として残すため」のものとしてエジソンの蓄音機は発明された。

 

肉体は死ぬ。

ただ、録音されれば情報としては不死化する。

エジソンなりに生命の不死化の探求の中でたどりついたものなのだろう。「情報」としての不死。

 

ちなみに、晩年はあの世とこの世との通信さえも本気で考えていたのだが(「スピリットフォン」)、エジソンの死後1948年に刊行された本(Thomas A. Edison『Diary and Sundry Observations of Thomas Alva Edison』)の最終章から、その部分だけ自己規制で削除されたらしい(ただ、フランスで1949年に発行された原著のフランス語版ではその部分が残っていることで判明した。)。

 

偉大な発明の影には、何か人間の根源に迫る思いが隠れているものだと思いますね。

 

→●死者の声聞く「失われた」発明、エジソン著書再版で明るみに(2015年3月6日 11:33 発信地:パリ/フランス)

 

 

 

 

 

 

 

エミール・ベルリナーが1888年に発明したグラモフォン型の円盤レコード方式の蓄音機。

彼のおかげで、いまだにレコード文化は残っている!

その後、CDやMP3、ダウンロードの時代になり、音楽は情報化してデータとなった。

 

ただ、だからこそ、音楽や声を残すという初期衝動そのものだったレコード文化が見直されているのではないかと思う。物体として、美術品としての音楽の価値が。


ソニーも約30年ぶりにアナログレコードを再生産した。

第1弾はビリー・ジョエルさんと、大滝詠一さん。二人は、1982年に世界初の商業用CDを発売したアーティストでもあるとされる。デジタル化の荒波の中で大きな弧を描きながら、2018年、再度ルーツに戻ってきたということなのだろう。

→●ソニー、レコード生産再開へ 大滝詠一さんらの作品集(2018年1月27日)

 

 

 

2018年、ドイツ・グラモフォンは120周年を迎える、ということでこうした素晴らしいサイトを見つけた!

ドイツ・グラモフォン 120周年記念

 

 

 

 

 

レコード文化、グラモフォンの揺ぎ無いレコード、音楽つくりに敬意を表して、家にあるグラモフォンのレコードをざっと探してみた。やはり、気品と色気があって、美しく、存在感がある!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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