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仏は常にいませども
- inaba
- 2018年4月8日
- 読了時間: 1分
熊本にすこし帰ってました。
地震で一部崩壊した熊本城。
熊本県民にとって、熊本城はまさに心の柱。
みんなで一丸となって作り直している。
壊れては作り、壊れては作り続ける。
その行為こそ、生きることそのもの。
人間の心の構造自体、生きているだけで日々そういうことが起きている。


そんな熊本城の石垣。
その崩れた石垣から、観音様が出てきた。
人の心の奥底には、どんな人であっても仏の心があるのだ、と言わんばかりに。
熊本城横の加藤神社にて。
実物を見たら、時空を超えて、時空が歪んで、思わず泣けました。



『仏は常にいませども 現ならぬぞあわれなる 人の音せぬ暁に ほのかに夢に見えたもう』 「梁塵秘抄」
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