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対談 芸術はいのちを呼びさます

本の出版記念もかねて、めちゃんこ面白い企画があります!!

《銀座美術夜話会―もっと展覧会を楽しむために 第7話》 稲葉俊郎×石井匠

『いのちを呼びさますもの』刊行&「いのちの交歓」開催記念

芸術はいのちを呼びさます

という対談をします!

2018年02月09日(金) 19:30~21:00 GINZA SIX 6Fにある銀座 蔦屋書店です。

銀座に行くたびに足しげく通う素敵な本屋さんで、またもこういう企画をしていただき、本当に光栄!

石井匠(いしい たくみ)さんは、國學院大学博物館の学芸員であり、同時に岡本太郎記念館!!の客員研究員でもあります。しかも1978年生まれと同世代。 岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」再生プロジェクトスタッフでもあります。 この壁画、今は渋谷駅内にどかーーんと鎮座してますよね。

『縄文土器の文様構造』『縄文土器を読む』など、縄文に関する著作もお持ちで、しかも、いままさに「いのちの交歓-残酷なロマンティスム-」(~2018年2月25日(日))@國學院大學博物館という展示のキュレーションもされています!!

この展示は、

人間と人間以外のモノたちとの「食べる/食べられる」の関係性を、芸術家・岡本太郎は「いのちの交歓」と呼びました。

そこから構想された展示。

昨年、野村友里さん企画で行われた「食の鼓動」にも通じるではないですかー!

「岡本太郎」「いのち」「芸術」 つながりでのトーク。 面白くならないわけがない!!

自分も単著『いのちを呼びさますもの』(アノニマスタジオ)の中で、尊敬する岡本太郎さんについて書いています。

岡本太郎さんつながりで、こんな素敵な対談が実現するなんて、太郎さんはなんとにくい演出をされるのでしょう!あーー太郎さん大好きでよかった。

自分は高校生のころ、岡本太郎の「自分の中に毒をもて」を読んで、自分の中の何かが沸騰してしまい、熱病にうなされるように岡本太郎が感染してきました。

30冊以上はこの本を買って、会う人会う人に配りまくったものです。まるで伝道師フランシスコ・ザビエルのようだったでしょう。

ぜひぜひ、単著 『いのちを呼びさますもの』を読んだ方も、これから読もうと思っている方も、ぜひぜひお越しください!!

■2018/2/9(Fri)(19:30-21:00):稲葉俊郎『いのちをよびさますもの』刊行記念&「いのちの交歓」展開催 対談:稲葉俊郎&石井匠(國學院大學研究員、岡本太郎記念館学芸員、「いのちの交歓」展企画者)@銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE(GINZA SIX 6F)(東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX) 申し込み

 

岡本太郎さん関連で、ちょっとした小話を。

3年位前の話ですが、川崎市岡本太郎美術館で開催されていた「岡本太郎とアール・ブリュット-生の芸術の地平へ」(2014/7/19-10/5)を見に行ったんですね。

そのとき、展示場で何度写真を撮ってもらっても、なぜか自分だけが透明に透けてしまって写真に写らない!という怪奇現象が起きました。。(これ、結構気持ち悪い写真なのでなかなかUpしづらい。自主規制。)

その後、家に帰って掃除をしていたら、本棚の上から頭にボトンと落ちてきた本があり、それが岡本太郎さんの『アヴァンギャルド藝術』(1950年)という、それはそれは美しい、かなりプレミアのついているスンバらしい本だったのです。

その本の一ページ目をあけたとき、こういう台詞が飛び込んできました。

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岡本太郎『アヴァンギャルド藝術』(1950年)

【この書を希望と信頼をもって 若き日本の藝術家たちに捧ぐ】

アヴァンギャルド藝術は、もはや是非の問題ではない。

ここを通らずに明日の藝術はあり得ない。

回避せず、この偉大な二十世紀の業績を乗り越える。

それこそ眞の藝術創造でありこれからのアヴァンギャルドである。

足踏みは、瞬時も許されない。

先端的課題に正面から挑み、革命的に飛躍しなければならない。

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そのとき、あー自分は医療の世界でこういうことをしろってことなんだな、と、太郎さんからポンと背中を押された気になりまして、、、、、今に至るわけです。

よく見てみると、単著 『いのちを呼びさますもの』ともなんとなく装丁のオーラが似ているような・・・・。

そんなこんなで、自分は人生の節目節目で、いつも太郎さんに背中を押されながら、来ている気が勝手にしているんです。 そういうことも含め、今回の対談はうれしい!!!

ありがとう!太郎さん!!

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