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音楽漫画「ショパンの事件譜」「BLUE GIANT SUPREME」

いつもレコードを買いに行く、ディスクユニオンJazzTOKYO そこにはレコードもあるがCDもある、そしてJazzに関係がある漫画もある!

Disc Union Jazz館に置いていてあったので新巻を購入。 石塚真一さんの「BLUE GIANT SUPREME(3)」(ビッグコミックススペシャル)

この漫画は最高に面白い!! 以前も感想を書いている。 →●石塚真一「BLUE GIANT」(May 8, 2017)

「BLUE GIANT」10巻の日本編が終わり、「BLUE GIANT SUPREME」はドイツ・ミュンヘンが舞台。

「世界一のジャズプレーヤーになる!!」と、テナーサックスひとつで宮本大はドイツでも吹き続ける。

音楽が紙から立ち上がってくる。 脳が同期して脳内聴覚野が反応する。 そして、読んでいて、胸が熱くなるマンガだ!!ピュアで熱い!!

麒麟の川島さんが、一番好きなマンガだ!と、アメトークのマンガ芸人?か何かの時に熱弁していたのを思い出す。

石塚真一さんは、この前には「岳(がく)」という、東大の診療所がある涸沢・穂高付近の山岳レスキューをテーマにした漫画も描かれていたので、勝手に縁を感じている。 山、Jazzと来ると、次は、自分の青春、昭和プロレスか?!(冗談)

---------- 「きっと、何かに深く取り組んだ人間というのは、磁石のようになるんです。 出会うべき相手に出会える磁石と言うか。」 『BLUE GIANT SUPREME』第三巻より ----------

 

ディスクユニオンJazzTOKYOにおいてあったのもそのはずだ。 (隣には、大友良英さんと稲葉との対談本「見えないものに、耳をすます ―音楽と医療の対話」(アノニマ・スタジオ)も置いてあって嬉しかったなぁ)。

谷中のレコード屋の店主を主人公としたレコードにまつわる一話完結型の漫画。レコード好きにはたまらない!!

でも、事件譜やミステリー仕立てにもなっている漫画だから、レコードにまつわっていろんな事件が起きる。レコードを知らない読み手にマイナスの情報を与えなければいいのだが・・・。

いづれにしても、どの店のレコード屋の主人も、こだわりの人が多いし、品ぞろえなどは現代アートも顔負けのインスタレーションに見えてくるほどだ。 だから、こういう時代に媚びない人たちを主役にする漫画は素晴らしい。 目の付け所がいい!

「うちの家にCD聞きに来る?」 というのはあまりないけれど、 「うちの家にレコード聞きに来る?」 というのは成立するんです。

引っ越した我が家でも、レコードさまさま(と、本)が、部屋レイアウトの主役として鎮座されております。

---------- 「ダウンロードでは形は残らない。 流れていくだけ・・・ しかし、レコードは形となって残る音楽の器なんだ。 わかるか?」 『ショパンの事件譜』第一巻より ----------

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