水路づくり
自分は、ひとをみていると、才能の塊に見える。
ただ、多くの人が、そこをコンプレックスとしてとらえていたりして、才能と思っていない。 コンプレックスとは、感情がタグ付されているようなもので、触れられると過去に埋め込まれた感情が負の方向へと自動的に反応を起こし、腫れ物に近寄らず、状態になっていることが多いものだ。
でも、実はそれこそが宝の原石なのだ。 磨けば光るのだ。磨かないから、近寄りたくもない。
ああ、もったいない、と、ここでも勿体ないお化けが顔を出す。
適切な水路をつくれば、そのタグ付された感情は別の方向へ流れだし、乾いた土壌を潤いだすことになる。 そういう水路づくり、土壌作りが、自分は得意だし、好きな仕事だ。
だからこそ、田舎で素晴らしい田園風景や棚田を見ると、誰かの心の中を覗いているようで、勝手にドキドキしている。