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母なる音

October 16, 2017

アンサンブルズ東京のUAさんとのLiveパフォーマンスでは母音にこだわった。

母音という母なる音について補足を。

前日のワークショップでも話したこと。

 

 

倍音声明の世界では、「あいうえお」の順番ではなく、「うーおーあーえーいー」と発する。
これは、ヨーガの考え方で、人体の下から上に、「うおあえい」の順番で母音と身体とが響きあうポイントがあると考えられているからだ。

 

チャクラとは大型ターミナル駅のようなもの。


新宿駅、池袋駅、渋谷駅、上野駅、東京駅、、、、

主要な駅には様々な路線が合流するポイントなので、人の出入りが多い。
ただ、そこにあまり人が住んでいるわけではなく、住んでいる場所は田園都市線だったり、東横線だったり、井の頭線だったりする。
寝たり起きたりの中で、生命エネルギーが必要な時は交通量も多くにぎやかになるし、使わない場所は廃れて荒んで行ってしまう。駅前がシャッター商店街になるように。

 

人体の生命エネルギーの合流地点がチャクラと呼ばれる場所だ。
身体感覚を究極まで観察したヨーガ行者が、そうした身体と音との響きを発見して伝わっている。


私たちの体は、下から上への順番に、
「ウ」(会陰・仙骨)、「オ」(お腹)、「ア」(胸・心臓)、「エ」(のど)、「イ」(頭)
と響いている(らしい)。

 

 

 

そもそも、母音の音を、わたしたちはどうやって出しているのだろうか?


赤ちゃんの頃から、母音の音の出し方を学んだわけではなく、無意識にまねして学習して話せるようになっている。
いざ考えてみると難しい。

 

 

母音とは、吐きだす息を唇や舌で妨害しないときに生じる音。
そして、「うおあえい」の違いは、口の中の舌の位置と唇の形を無意識に調整して発声している。

 

具体的には、「ウ」は舌が後ろ上、「オ」は舌が後ろ真ん中、「ア」は舌が真ん中の下、「エ」は舌が前の中、「イ」は舌が前の上になっている。
唇の中で舌が後ろから前方へとぐるりと回る。
その上で、唇の形を縦から横へ、そして縦へ、と形を変えることで「うおあえい」の順番で音が出る。
図で見た方がわかりやすい。

 

 

 

口の中で連続的に音を出す順番からも、「うおあえい」 という流れは自然なのだ。
「うおあえい」は、口の中で風(ルン)が循環し、 体の中で何かが循環する。

 

 

海外では母音が10種類以上あるものが多いが、それは「う」と「お」の間や、「お」と「あ」の間の音に違いを見つけていくと、母音の数は増えていくから。
海外の言葉で見る発音記号はそういう番地に名前をつけた記号だ。


「うおあえい」の循環の流れの中に、多くの母音を見いだしていくと、母音の数はどこまでも増える。単純化もできる。

 

 

 

ちなみに、昔の奄美と沖縄の言葉では、母音は「うおあえい」の5音ではなく、「うあい」(「ううあいい」)という風に母音は3つしかない。
つまり、「お」は「う」と区別せず、「え」は「い」と区別しない。

だから、「ううあいい」という風に「うおい」の3つの母音しかないのだ。

 

「ううあいい」をよく聞くと、「UA(うーあ)、いい!」と聞こえる!


そのことをUAさんに指摘したら喜んでいた(笑)

(というのも、UAさんも、自分も、母方の祖先が奄美大島なのだ) 。

 

 

UA(ううあ)という名前がついたことも、無意識の力が強いUAさんだからこそ、引寄せた音なのだろう。
UAさんへの愛と感謝をこめて。ありがとう!

 

 

 

 

 

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