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戸隠山と登山

2日目は戸隠山(1904m)に登った。

戸隠神社の奥ノ院から少し横にそれ、深く急峻な森を抜けていく。

戸隠山(1904m)は、海底がそのまま露出したような容貌だった。

登山初心者の人も、よく頑張りました。 戸隠は修験の場だから岩場がなかなか厳しい。 来る者の覚悟を問うように。

修験の場であり、時に祈りの場が点在する。そこでは、植物が静かに祈り続けていた。

下山して入った戸隠神告げ温泉(すごい名前だ!)もいいお湯だった。 登山の後の温泉は最高だ。

極限の緊張と極限の緩和。

最後は、 インドの古武術、カラリパヤット(Kalaripayattu)。

ディーシュ・カリンビル(Nidheesh Karimbil)先生の演武。

カラリパヤット(Kalaripayattu)も、祈りと動きと、戦い、守ること、動物の守護、そうしたものが分かちがたく一つになっているすごい世界だった。

佐藤 健作さんの和太鼓(世界でも最大級)の響き。

全身がビリビリと振動するのが分かる。深い深い生命のリズムに鼓動をあわせるように。

戸隠は東京から4時間ほど。日帰りは大変だけど、1泊2日は丁度いい意識と体の切り替えになる。

奥深い自然の中で、自分の中にある深い何かが掘り起こされるような時間だった。

古代遺跡の発掘作業中に、遠くから太鼓とほら貝の音が聞こえるように。

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