Seiji Ozawa Matsumoto Festival

東大の夏季限定山岳診療所へ行く日。 ちょうど、サイトウ・キネン(セイジ・オザワ 松本フェスティバル:Seiji Ozawa Matsumoto Festival, OMF)とも日にちがあった。

小沢さん指揮の会はすぐに売れ切れてチケットとれなかったが(ピアノも内田光子さん!)、8/18のオーケストラ コンサート Aプログラム、マーラー:交響曲 第9番 ニ長調(指揮:ファビオ・ルイージ)を聞きに行った。登山服にジャケットを着てそれなりの格好で。

交響曲 第9番 ニ長調は、マーラーにとって、『大地の歌』を含めると、10番目の交響曲。交響曲第10番が未完のままマーラーが死去したため、この曲が最後の交響曲。

全曲が「別れ」や「死」のテーマによって貫かれている。終楽章の最後の小節に、マーラー自身がersterbend(死に絶えるように)と書き込んでいるからだ。

彼は自分の死を予感していたのだろうか。

過去の自作をコラージュのように引用しているらしく、同じテーマを繰り返さずに。テレビのチャンネルを替えるように曲の雰囲気がたびたび変わっていく。

こうしたコラージュ的手法は、あらゆるメディアが多様性と共に乱立しながら、カオスのまま調和を保っている現代を強く引き受けた結果なのかもしれない。

マーラーというのは不思議な人だ。 バーンスタインがマーラーにこだわっていたので、自分も改めてレコードで聞き直したい。

圧倒的な音楽体験だった。客席も満員だった。

小澤征爾さんの思いは、ちゃんと届いている。

●マーラー: 交響曲第9番ニ長調 / 小澤征爾 サイトウ・キネン (2000 動画)

→こちら、17年前に小澤征爾さんが同じ曲のタクトを振った動画。

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