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レクイエム(Requiem)

麻央さんの死を想いながら、あの日から毎日、必ずレクイエム(Requiem)を聞いている。

レクイエム(Requiem)は、ラテン語で「安息を」という意味の言葉で、「死者のためのミサ曲」という意味。そこから転じて「鎮魂歌」「鎮魂曲」という意味で使われている。

クラシックの三大レクイエムとして、ヴェルディ、フォーレ、モーツァルトが知られれているが、それぞれの作曲者が死者を思って多くのレクイエムを残している。

日本が能楽で鎮魂の作品を多く表現したように、西洋ではオーケストラ、合唱など、音楽にすべての鎮魂を込めているのだな、と。

聞きながら、本当に感動する。どの演奏を聞いていても、上手い下手を超えた次元で奏でられていると、思う。

死と生きることは、自分にとって最重要テーマであることは、子どものころから変わらない。 死を想うと、そのことが痛切に身に染みる。

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