top of page

毛もの

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 2017年6月24日
  • 読了時間: 1分

赤ちゃんを見ていて、人間は「獣(けもの)=毛もの」として始まるのだな、と改めて思った。改めて驚いた。

敢えて「毛もの」として出てくるのは、産道(参道)を通りやすくするためか。母への愛ゆえか。 

言葉は面白い。 獣(けもの)は、毛もの。 動物は、動くもの。 植物は、植わったもの。 本質を的確に表現している。そこに先人のセンスを感じる。

みんなが通ってきた道。 人が人であるために、生命がたどってきた道。

衣服は、毛ものとしての人間が第二の皮膚として本能的に作り出したものかもしれない。

Commenti


© All right reserved TOSHIRO INABA

bottom of page