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子どもの感性 Kumamoto

June 5, 2017

熊本の長崎書店にて医療と芸術の話。

熊本と縁のある現代美術家のお2人との鼎談もついているというお得な会だった。

話していて、ほんとうに面白く、あっという間の二時間だった。

→○長崎書店ブログ

 

 

改めて熊本に帰って感じたのは、熊本にはクスノキ(楠)が多くて巨木がごろごろしている。そうしたクスノキの全体性から強いエネルギーを感じる土地。あの南方熊楠も、楠を守護的な樹として感じたことからつけた名前だった(はず)。
これは、熊本のとある神社での光。

 

 

 

 

 

下城賢一さんのインスタレーションも知的でメタファーに満ちていて面白く、中川百合恵さんの刺繍も色使いと配置が美しく、とてもいい時間を過ごした。

 

下城賢一さんの『新作インスタレーション展』は5月30日(火)から6月11日(日)まで、熊本のtetori gardenという、美容室の一角でやってます。レンズを使って光を投影する作品は、色々なInspirationを受ける素晴らしい空間だった。ぜひ見に行って欲しい。自分も色んなインスタレーションをやってみたい、と思った。色んなアイディアが頭を通過した。

 

 

鼎談では、パウル・クレーの深い話もできて嬉しかったし、質問をされた能楽師の鼓をされている方が、大学の日本文化の授業で草枕を例に出すなど、グレン・グールドにも話が飛び火したりして、ほんとうに連想につぐ連想が楽しかった。

 

 

自分は地元の本屋を愛しているし、本というモノ、レコードというモノが持つ質感を大切にしている。

地元の本屋とレコード屋とがスクラム組んで、文化を支えていくような活動をサポートしたい。熊本でもそういうことができるといいなと思う。


自分も高校時代、熊本のいかしたレコード屋に音楽のイロハは全て教わり、いまだにその経験が生きていると思う。

 

多感な時期に受け取った様々な文化、それは音楽や古書に限らずファッションも含めて、長い目で見て効いてくるものだと思う。

 

自分が本を出したら、熊本の長崎書店で再度話をさせてもらいに行きたい、と、店長さんと盛り上がった。

長崎書店の店長さんが同い年。しかもセンスがいいときている!!今後が楽しみだ。

 

マーマーマガジンフォーメンも、熊本では数少なく長崎書店が取り扱ってくれていて、結構売れたみたいで、嬉しかったー。 

 

 

 

 

お越しいただいたみなさま、有難うございました!

 

 

 

 

 

熊本に帰ると、なんだか子どもの時の感性を思い出す。

 

自分は、この与えられたいのちを大切に使うため、この自然界の全てをとことん味わいつくし、探求しつくして、次の世界へ旅立ちたいと、子どもの頃から切実に思い続けている。

 

が、結局、

すべては「自分」がその入り口になっていて、そうした入り口、フィルター、ろ紙としての「自分」、境界、接点、干渉点としての「自分」をとことん知りつくす必要が出てくる。「自分」を知ることがアルファでありオメガである。

 

「自分」という生命現象は、あらゆる角度から切り口があり、その果てしない奥行きに日々が発見の連続でもある。

しかも、その入り口しての「自分」自体に盲点や死角があり、その構造を把握しないといつまでも堂々巡りになるという、オツな仕掛けがしてあるのだ。

 

「自分」という裏と表の回転扉になっている構造が、スパイスとしてこの世界の味わいに深みを与えている。

そういう仕掛けにこそ、天の計らいを感じる、今日この頃。

 

熊本で話をして、何かそうしたことを子どもながらに感じていたことが、ふわっと蘇ってきて不思議だった。

 

 

 

 

 

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