セゾン現代美術館@軽井沢 千ヶ滝
軽井沢のセゾン現代美術館。
2020年11月24日から2021年4月30日までの長い冬休み前。
滑り込んで入館できた。
こんなに美しい庭園はなかなかない。
イサムノグチの作品も無造作にある庭園で、しばし見惚れる。
「都市は自然」@セゾン現代美術館
2020年7月26日(日) ー 11月23日(月・祝)
を見るために足を運ぶ。
自宅から近いのに、外出を自粛していたのでなかなか行けなかった。
建築家・團紀彦さんの展示構成。
展示を見ながらいろいろと哲学的思考を促される、素晴らしい展示だった。
久しぶりに美術館の空間に行って思う。
やはり自分は美術館の醸し出す凛とした空気自体が好きなのだなぁ、と。
そうした体験を、心から求めていた。
ヴェルサイユ庭園と日本庭園を「成長を許さない庭と許す庭」と表現しているのは鋭い指摘だった。
「成長を許さない町と成長を許す町」「成長を許さない職場と成長を許す職場」「成長を許さない家族と成長を許す家族」・・・いろいろな場のあり方を考えてみる時、こうした視点で見てみると創造的な場の本質がよく見えて来るなぁ、とも。
展示を見て、また庭に出て歩く。
強い光が形のコントラストを強くする。
そのおかげで、自然の輪郭や凹凸を網膜に強く焼き付けてくれる。
美術館の中も外も、そしてカフェも。
セゾン現代美術館は本当に素敵な美術館だ。
美しい御影用水という水路も、白糸の滝や千ヶ滝を水源としている。
里池はセゾン美術館の北側にあって、御影用水五社宮もあった。
軽井沢、御代田を横切りながら、小諸まで水を供給する。
美しい風景をつくりながら、水田を潤して食を担う。
水路作りは、現実世界でも無意識界でも、本当に重要で偉大な仕事だ。
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