「はし」と「二河白道」
- inaba

- 2025年12月16日
- 読了時間: 1分
都会では川が地下にもぐっているが、古い歴史ある街に行くと、必ず川があって水の流れがあり、生活をつなぐために「橋」がある。






橋も箸も「はし」。
「はし」の語源には「物と物をつなぐ」という意味があるらしい。
橋(はし)は、川で離れた両端をつなぐ。梯(はし/はしご)は垂直方向をつなぐ。柱(はしら)も天と地をつなぐ。嘴(くちばし/はし)も、箸(はし)も、食べ物と自分をつなぐもの。いのちといのちをつなぐもの。
旅をしているとき「はし(橋)」を渡るたびに思い出す言葉が、
「二河白道(にがびゃくどう)」。
浄土教の教えで極楽浄土への道筋を説明する比喩でもある。
ちょっと足を踏み外すと「火の河」に落ちる。
ちょっと足を踏み外すと「水の河」に落ちる。
「火の河」と「水の河」に挟まれた「白い細い一筋の道」を見つけて生きていくのが人生だ、と。
心のまま、本能のまま、自由奔放に生きていれば「火の河」に落ちる。
冷静に、慎重に、考えすぎて生きていれば「水の河」に落ちる。
どちらの河にも落ちやすいものだが、どちらにも偏らず、一筋の道を見つけなさい、と。
「二河白道(にがびゃくどう)」の道は、橋を渡るような細い道なのかもしれない。
コメント