完璧性から全体性へ
一度大きな波紋が起きると、確かに全体のバランスは崩れる。 でも、そこからまた生まれる新しい波紋と、新たに立ち上がる場、いうものがある。 その複雑な文様の全体像を見れるかどうか、というのが今の時期だと思う。 テレビや新聞は「人間界」の話ばかりだけれど、ふと自然を見ると、自然の...
「山」をつくる時代から、「穴」を埋める時代へ
コロナが社会に及ぼす影響はすさまじい。 大企業の報告で、何千億の赤字、とか新聞で見ていると、黒字が大きいと赤字の幅も大きい、ということなのだろうか。 そもそも、子どもの時の疑問は、ある会社が黒字だ、ということは、別の会社が赤字だということと裏表ということだろうか、果たしてこ...
2020/6/26(online):高濱さんと稲葉さんと語る「これからを生きぬく為に必要なこども教育とは?」
色々と公演やイベントなどが中止になっている昨今。 今回のイベントは1年くらい前から決まってましたが。とりあえずZoomのオンラインでやることになりました。 共感資本主義の構築に尽力されているeumoさん主宰で、はなまる学習塾の高濱正伸さんと稲葉の対談です。...
映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』、「ライフ 生きることは、表現すること」@熊本市現代美術館、「躁鬱大学学長 坂口恭平」
色々な話。 坂本龍一さんのドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』がYouTubeで1週間限定無料配信されるようです。5月22日15:00から。 →■CINRA.NET(2020/05/20):...
冬があるから春がある
軽井沢にいると、春の芽生えとして、植物世界が一斉に堰を切ったように同期して活動し始めることに驚く。 植物は自然界とシンクロしている。植物的世界を内臓として持つ人間も、その意義をはらわた感覚ではきっとわかっているはずだ。 自然の中にいると、冬があるからこそ春の芽生えがあり、春...
多層性をこそ見出していく
今日は軽井沢も日差しが強かった。 コロナウイルスたちは、人間の行動パターンを見て、どう感じているのだろうか?おそらく人間のような「感情」はないはずだから、ウイルスの感情よりも、彼らがどういうリアリティーを生きているかと想像してみるしかない。...
『時をかける少女』 (1983、大林宣彦監督)レビュー
英訳もされて世界に配信されるCulture ReviewサイトのRealTokyoに、映画レビューを書きました。 自宅にいる時間が長い昨今(と言っても、医療関係者は勤務形態はほとんど変わらないんですが・・)、家で観られる映画(AmazonプライムやNetflix、TSUT...
Discover Japan 2020年6月号:緊急特集 おうち時間。「100年後に読んでほしいエッセイ集」『兼業医療家になる』
Discover Japan 2020年6月号(5月7日発売号)の緊急特集「おうち時間。」として、「100年後に読んでほしいエッセイ集」 に記事を書きました。100年後への手紙として。 稲葉俊郎「兼業医療家になる」 という内容です。...
「弱さ」と「いのち」を大切にして、誰も仲間外れにならない世界を
GW中はコロナ対策で忙しかったです。 軽井沢は東京と長野の関所?あわい?のようなところなので、なんとかこのまま感染者ゼロにしていきたいところです。 ・・・・・・ そのためには個々がしっかりとウイルスとは何か?を理解し、何によって感染するのか?含め、相手のことをよく理解する必...
自然の形 生命の形
家の近くにいる。 こどもと、自然から「らせん」を発見しよう、という遊びをしている(実際は自分がしていることに、2歳の子どもに付き合ってもらっている)。 今は、自分の手が届き足で回れるほんの周囲から「自然」を再発見する時期なのではないかと思う。こんなにも自然に囲まれていたのか...