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多層性をこそ見出していく

今日は軽井沢も日差しが強かった。


コロナウイルスたちは、人間の行動パターンを見て、どう感じているのだろうか?おそらく人間のような「感情」はないはずだから、ウイルスの感情よりも、彼らがどういうリアリティーを生きているかと想像してみるしかない。


人類のリアリティー、ウイルスのリアリティー、その他の生命のリアリティー、、、。

そうしたものが光のように何層にも同時に重なっているのが、地球のリアリティーで、そうしたことに思いを馳せる時期なんだろうなぁ、とも思う。


人類のリアリティーがひとつの層だけで作られていると、ひとつがダメになってしまうと、簡単にすべてが崩壊してしまう脆さがある。

今の社会は、経済中心の単層のリアリティーでつくられようとしていたからこそ、危機状況に脆かった。

だからこそ、この世界の深みや多様性を発見して、世界を単層にしてしまうのではなく、多層性をこそ見出していく必要があるのだろうと思う。


強い日差しで生まれる揺らめく影の美しさを見ながら、そういう言葉が心から浮かんできた。













画家のひと筆ひと筆に意味があるように、自然の複雑な形にも、ひとつひとつに目的と意味が隠されているとすれば、すべてを露わにしている自然が贈る日々は、すごいドラマだと思う。












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