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「食の鼓動─inner eatrip」終わりました。

「食の鼓動─inner eatrip」@スパイラルガーデン

本当に感動的だった。

感じたのは、「最後の結果」以上に、そこまで練り上げていくプロセスこそ、

いろんな種や可能性や宝が存分に含まれているという事。

それぞれが才能もあり個性もある人たちだ。

過剰に突出した才能にふるい落とされず、磨き続け、大切にし続けた、

巨大な才能の荒馬を乗りこなす人たちばかりだ。

だからこそ、「わたし」という自分自身を生かしながらも、「わたしたち」という集合的な意識へと重なり合うとき、

どういう化学反応が起きるのか、そういう未知への実験であり、実践であったとも思う。

もちろん、そういう営みは過去に何度も行われてきただろう。 ただ、今回は音楽、食、医療など、組み合わせは異質だったと思う。

素材を生かしながら、いかに未知の料理をチャレンジできるのか。

そこに大きなチャレンジあったのだと思うと、組み合わせだけ無限のバリエーションが生まれる。

言葉は、同時にしゃべると聞き取れなくなるが、音楽は重ねれば重なるほど豊かになる。

だからこそ、その押し引きのバランスこそが重要になる。

重なり合って豊かになる世界は、音の世界だけではなく、食でもそうだし、生命の世界もそうだ。

だからこそ、今回のイベントは多くの階層で同時に起きているプロジェクトが、いかに着地していくかという多層的なチャレンジでもあった。

最終的な仕上がりとしての結果もとてもよかったと思う。

本当に感動的だった。 魂を発動させる魂振りの儀式を彷彿とさせた。 生命の秘儀に触れていた。

ただ、 それ以上に、 そこまで至るプロセスの全体像にこそ、自分は感動していた。

ここでの実践が、波紋となり、様々な渦を起こしていけばいいな、と、さらに10年後の未来も考えながら見ていた。

未来の社会はどうなるのだろう。 今は土壌を耕し、種をまいている時期だ。 収穫は、次の世代に託せばいい。

年末に素晴らしいイベントのメンバーに入れてもらえたことを、本当に光栄に思います。

友里さんという磁場、参加者それぞれの磁場、そういうものにお互いが惹かれあって生まれた、マジカルなケミストリーが起きた場だったと思います。

2017年のいい禊になりました。

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