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葉脈

葉脈が美しい。







葉脈は木の設計図である、と、奇跡のリンゴの木村秋則さんから伺ったことがある。

リンゴの葉の葉脈を見ながら、枝の剪定をする。

葉脈を見て根の張り具合に合わせて枝を切れば、それがリンゴの理想的な樹形なのだ、と。



自然物は、最も美しい様を呈しながらあらゆる要素との調和の中で成長していく。

人間の成長も本来的にはそういうものだと思う。

どんな人でも、その環境の中で最適な解を見つけるようにして生きている。


ただ、今現在、この外的世界は真実とフェイクとが入り混じる情報戦となっている。どういう環境にいるかで入ってくる栄養が異なり、どう育つかが変わってしまう。

だからこそ、内部にあるいのちの世界から、より大きな自然界から、いのちの法則から大いに学び取る時期なのだろうとおもう。どんな時代でもそうだ。



2025年の大阪万博も「いのち」がテーマとなっていて、この時期が時代の大きな分水嶺だと思い、自分は照準を合わせている。

心御柱のように、時代の中心に「いのち」を据えることができるかどうか。大変な時代だからこそ。


作家のヘルマン・ヘッセが「地獄と向き合え、突進せよ」と言ったのは、こういう混迷の時代の先に、闇の中に光明を見出せ、ということだと受け取っている。



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