植物と光との歴史

闇の中から光を求めていくのは、植物の生態そのものだ。

光が多い場所では一身に宇宙からのエネルギーを浴びる。

闇の中ではお互いが光を求めながら、それぞれが最大限の光を得る塩梅へと落ち着いていく。

その複雑な関係性は神性を帯びている。














確かに光の当たり方は場所によって違う。それはある意味では不平等だとも言える。


ただ植物を観察しているだけで、自然界の光と闇、闇と光のバランス、その中での生命の光を放ちながら生きるとはどういうことかと、自然界は答えを提示しているようにも思う。互いは本来的に比較できるものではなく、地球の土という共通の土壌にあることも。


深呼吸して植物の生態を見る。雑草でも何でも。特に日影に生きる植物たちを見る。その生命の在り方を見る。 これは20億年近い植物と光との歴史そのものでもある。 人類は、その果てしない歴史の中でふとした偶然で生まれて来た。











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