光と影と植物の緑

軽井沢も暑かった。


ただ、光線が強いので、物体のコントラストが強く、陰影こそが美しく。

この眼前に広がる風景を白黒のネガで見ると、どう見えるのかなぁ、と。

視覚の細胞には桿体細胞(Rod cell)と錐体細胞(cone cell)があり、光の明暗は桿体細胞(Rod cell)が、色合いは電磁波の違いで錐体細胞(cone cell)が感じている。

だから、意識的に桿体細胞(Rod cell)だけを活性化させてみながら、子どもと公園で遊んだ。









光が強いと、むしろ自分は光よりも影の方が気になってしまい、滑り台で滑っている子どもの影が移動している光景の方が神秘的で面白いと感じた。まるでそこに別の世界が広がっているかのようで。











光の強さで緑色の奥行きを感じると、植物がなぜ主に緑色なのか、それが植物の生命の生と死が引き合うことで創られる色なのだなぁ、と実感として感じる。


シュタイナーは『色彩の秘密』の中で、「緑は生命の死せる像を表す」とも書き、「緑は生と死のあわいに明滅する色である」とも述べているのは、生と死の緊張状態でこそ生命は輝き、それこそが植物の緑なのだ、という意味だと思う。


生死織りなす自然の果てしない季節の循環や生命の循環の移ろいを、緑という色そのもので私たちが感知しているんだろう。