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「ハッケン!上田の仏像」+室賀温泉、ささらの湯

上田市のサントミューゼに、特別展 「ハッケン!上田の仏像」を見に行く。


人間を育て育む自然。例えば山や水。そうした存在に生かされている不可思議と畏怖。そうした感性が神仏という形に外部化され、大切に伝えられてきた。

巨額のお金を使って保管庫を作らなくても、静かにお寺で保管されてきた仏像は、時代の証言者でもあり、その佇まいに圧倒されっぱなしで、現代アートとの根本的には違う、魂の次元の深さを知るばかり。


仏様の信仰と山や水の信仰とも深く結びついていることに、改めて感動。

今年は色々と神社仏閣もめぐりながら、温泉を巡りたい。










日程:2025年1月11日(土) 2025年3月9日(日)

火曜日休館

サントミューゼ 上田市立美術館 企画展示室


 


そう思いつつ、帰りは室賀温泉、ささらの湯へ。


長野県の上田駅は新幹線も泊まる。駅から車で20分弱で行ける温泉地という立地が素晴らしい。


室賀温泉、ささらの湯は、信州では珍しい硫黄泉なので、内部によく浸透してくる。その上で、アルカリ性、炭酸泉、メタケイ酸なども多くて、肌がツルツルとして最高に気持ちがよい。


ゴロンと寝て入れる40度のお湯が最高。満月で月見の露天!

40度(露天)、41度(内湯)、42度(露天)とあり、温度も段階的で優しい。


見知らぬ隣のおとなしそうな若者も、寝ながら入れる湯に横で入りながら、小さい声で「パラダイス」とつぶやいていたのを自分は見逃さなかった。

まさに温泉は地上に現出させた極楽・楽園。楽の境地。貝原益軒も「養生訓 」でそう言っていた。



ちなみに。

「室賀温泉、ささらの湯」も最高なら、その近場にある、青木村で人気の共同浴場「有乳湯」も低温で良質な湯治場で、ここにもノックアウトされて、年末にも年始にも訪れた。

もちろん、近場にはさらに歴史のある別所温泉もある。別所温泉に行きすぎて、室賀温泉や田沢温泉・沓掛温泉(環境省の国民保養温泉地にも登録されている)はノーマークだった!


ささらの湯に戻ります。

ここで驚くべきことは、朝5時から朝7時30分は「朝湯」と称して、値段が500円(これでも安いんですが)、さらに半額ドン!の250円!になるんですよ。

こんなおもてなし、あるでしょうか?朝5時から働く人の身になっても、それだけ朝からの極楽を味わってほしいという愛の証ですよね。

そんな「朝風呂」から伝わる愛の波動もあり、近くには無料でお持ち帰りできる温泉スタンドもあり、飲泉できる場所もあり、あと、木造建築空間も美しく、すべてにノックアウトされる庶民的な温泉場です。

まさに大乗仏教の慈悲の実践のようなニルヴァーナ空間でした。仏像をたくさん見た後に入ったから、なおさら。











 


豊かな湯量に恵まれた、美肌で有名な日帰り温泉施設

地下1500メートルから湧き出る良質な温泉は、肌がすべすべする「美肌の湯・美人の湯・美粧水の湯」として親しまれています。

月ごとに男女入替で岩風呂・檜風呂に代わり、広々とした露天風呂でゆったりリラックスできます。


施設は温泉以外に農産物直売所や食事処もあり、地元のおいしいものを味わえます。


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