

いのちの渇きを
3/12日曜は、自分が主催する日本最古の医学書『医心方』(984年、編集:丹波康頼、現代語訳:槇佐知子)の寺子屋勉強会の最終日だった。 1年間で年間計画を立てて、現代語訳をされた槇佐知子先生を講師にお招きし、全30巻(33冊)を1年間かけて読んだ。1冊につき500‐600...


原点
3/11放映のNHKの【SWITCHインタビュー 達人達】。 リアルタイムで見て頂いた方、有難うございました。 自分をNHKで見るのはなんともこそばゆい体験でした・・。NHKはCMがないので1時間の対談番組はかなり長いんですが、あっという間な気がしました。...


生きているからこそ
音楽家の大友良英さんとのNHKスイッチでの対談。 放映日が3.11であるのは、偶然ではない・・・。 一見平和で平穏な日々が流れている。だから音楽も聞けるし本も読める。演劇も舞台も行けるし、絵も見れる。 でも、こんなことをまったく感じることができないときもあった。感覚や感受性...


舞台芸術集団 地下空港『サファリング・ザ・ナイト』
伊藤靖朗(いとうやすろう)さんが脚本・演出されている舞台芸術集団 地下空港の『サファリング・ザ・ナイト』を観に行きましたが、本当に素晴らしかった!伊藤さん天才!移動参加型演劇って初めて体感した。 AI(人工知能)が進化した時代に人類がどういう関係性を結ぶのか、という現代的な...


人生の始まりは誰もが弱く脆い
ひとつの社会では、ルールや規則が何かを基準として作られるため、その範疇から外れてしまったり、対応できなかったりする社会的な弱者が作られてしまう。すべてのものはある面から見ると強く、ある面から見ると弱い。ものごとは常に両面性をもっているが、硬い社会制度から見ると一面的な弱い存...


Generosity for uncertainty
海外でZen(禅)やMindfulnessをしている人たちが「無我」や「空」を説明する用語として、 「generosity for uncertainty」 という表現がある。 「不確実なことへの寛容さ」という意味だろう。...


「日本財団DIVERSITY in the ARTS」「3月11日・あの日を語り継ぐ」
知り合いの方々がされていて、ぜひ行ってほしい!というお奨めのイベントのご紹介を二つ。 東ちづるさんと、中津川浩章さんがキュレーションして行われてる『日本財団DIVERSITY in the ARTS MAZEKOZEプロローグ』。...


Pink Floyd「Meddle(邦題:おせっかい)」(1971年)
ピンク・フロイドの「Meddle(邦題:おせっかい)」(1971年)を聞き直す。 オープニングのインストゥルメンタル「One of These Days(吹けよ風、呼べよ嵐)」では、風の音が20数秒流れて、不思議なベース音が鳴り響き、意識のスープを攪拌させる。この曲は、アブ...


論語 「楽(音楽)」と「礼」
自分は音楽が好きだ。 音楽を聴きながら生活していることが多い。 論語を読んでみると、音楽はひとをつなげる働きがあると書いてある。 確かに、どんな人とでも、音楽を聴くと新しい場がつくられ、その場にいる人は一体感を感じることができる。 ただ、それだけでは不十分だとも書いてある。...


浦沢直樹の漫勉
NHKで不定期に放映される『浦沢直樹の漫勉』は毎回欠かさず見ている。 自分にとって永遠のスーパースターである漫画家のみなさんの日常に迫る素晴らしい番組。 浦沢さんがナビゲートするからこそ、過酷なプロ漫画家を生き抜く同士としての光の当て方がすごい。...