

ケルティック 能『鷹姫』
Bunkamuraオーチャードホールにケルティック 能『鷹姫』を見に行った。 アイルランドの詩人であるイェイツは、能の戯曲『鷹の井戸』を書いていた、というのには驚いた。 イェイツ(William Butler Yeats,...


うつほ物語(宇津保物語)
大学の友人たちと行っている輪読会のため、うつほ物語(宇津保物語)を読んだ。 うつほ物語(平安時代中期)は、竹取物語と源氏物語をつなぐ重要な作品だと思う。 紫式部も、このうつほ物語を読んでいただろう。 「うつほ」は木の空洞の場所のこと。木の空洞(「うつほ」)で育った女性が主...


緑
光がきれいな日は、緑がきれいだ。 空気中の水分子が特殊な組成のとき、光が空間を美しく貫通する日。 そういう日はなんだか嬉しくなる。 若松英輔さんが染織家である志村ふくみさんの文章を紹介されていて、志村ふくみさんから「緑色」の本質を知った。...


新作能『利休-江之浦』(企画・監修:杉本博司)
小田原文化財団プロデュース、杉本博司さんの新作能『利休—江之浦』を観に行った。 素晴らしい舞台だった。深く心を動かされた。終演後もずっと余韻が残った。身体の振動として。 こういう営みこそが、いのちをつなぐ、行為なのだろう。 『利休—江之浦』 企画・監修:杉本博司 ...


レコードと空間
大友良英さんとのNHKでのスイッチインタビューでの対談が終わり、1日を共にして7時間近くの対談をしたので、色々な影響を受けているらしい。影響を受けて共鳴現象がおきると、身体の組成も変化するようだ。 音楽の話をしていたら、学生時代の記憶がよみがえってきた。...


2017/3/11 NHK 『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』出演
是非見て頂きたいお知らせです! 自分も数年来ほぼ毎回見ている、NHKの『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』という素晴らしく面白い対談番組があります。Eテレで毎週土曜22時放送。 光栄なことに、この番組に出させて頂くことになりました。...


寺田寅彦「頭がよくて頭がわるい」
科学や医学の行く末を、色々、悶々と考えている。 1900年くらいにX線が発見された。ほんの100年で人類はここまで進んだ。システムも進んだ。 ただ、この方向性が正しいものか、それは誰も知らないし分かりようもない。大枠の方向性があっていても、角度が0.1度ずれただけで、数十...