

「横尾忠則 はじめての90歳! 90のポスター展」@ほぼ日曜日(渋谷PARCO 8階)
6月27日(土)は横尾忠則さんの90歳のお誕生日だった。 渋谷PARCO8階にあるギャラリースペース「ほぼ日曜日」にて、「横尾忠則 はじめての90歳! 90のポスター展」が6月27日から7月20日まで開催されている。 さっそく、渋谷パルコの展示を見てきた。 横尾さんはポスターだけでも1000点以上つくられていて、その計り知れない創造力は宇宙的なものを感じるが、その1000点の中で厳選された90点。 自分が学生時代からなけなしのお金で少しずつ買いためていた同じポスターも数点飾られていたのが嬉しかった。 ここにも、美輪さんとの作品や、三島由紀夫、土方巽、など、あらゆる表現者との魂の感応がポスター化されている。 三島由紀夫による横尾忠則評の「ポップコーンの心霊術――横尾忠則論」では、 「日本的恥部とアメリカ的恥部との、厚顔無恥な結合」と表現し、 「人の一番心の奥底から奥底への陰湿な通路を通った、交霊術的交流(心霊術)」 であると語った。 三島氏は横尾芸術を「無礼な芸術」と呼びつつも、日常生活においては徹底して「礼儀礼節」を重んじていた。...


「生と死を往還 自由の旗を振った」(美輪明宏を悼む)横尾忠則評
7月1日の朝日新聞でも、横尾忠則さん評による「美輪明宏を悼む」テキストが。 簡潔にして本質を突いた美輪さん評。 美輪さんも横尾さんも、現実と非現実、合理と非合理、真実と虚偽、この世とあの世、美と醜・・・・あらゆる対立物を常に一つ上の次元から見つめている眼差しがある。 その天界まで通じる眼差しをもって、圧倒的な美意識と技術で「表現」として顕在化させることができる方。言語でも非言語でも同等のレベルで。 そうした生きざまには、常に畏怖や敬意を感じると共に、同時代に生きるものとして学ばさせてもらうことが多い。お二人とも心の師である。 ============== ・彼の純粋で素朴、無垢な生き方に僕は共鳴、共感、示唆され続けることになっていった。 ・次々と偶然を必然に変えていった。まるで生きながら死者の領域を自由自在に往還しているように見えた。 ・自らの霊的能力をメディアを通して社会化していった。 ・美輪さんはまるでこの世をあの世のシュミレーションのように考えているのか、それとも自分自身も死者であるかのように振るまい、一方現実では核を否定しながら美の伝導