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精霊馬 送り火

お盆。


精霊馬。

キュウリで馬を見立て、ナスで牛を見立てる。

馬に乗って早く来て、牛に乗ってゆっくりお帰りする。


送り火。

火と灰、煙と風で違う世界へとお送りする。



精霊や祖先。死者や目に見えない世界。

そうしたものを儀式によって脈々と伝えてきた流れに乗ると、自分も大いなるいのちの一部であることを、より強く感じる。


生きているものが、死者から渡され、期待されている役割とはなんだろう?と。







精霊を送る暑い夏。






そうした気持ちになると、自然界にはあらゆる気配が満ち満ちているのを感じる。



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