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上田・塩田平の自然

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 2020年11月17日
  • 読了時間: 1分

軽井沢とすこし標高が違う上田や塩田平は、紅葉がすこしずれていて、植物の血液のように真っ赤だった。

時に狂ったような赤を見つけると驚くが、そうした独特な色合いは写真には写せない。



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田んぼのススキも田んぼ頭上を飛ぶ鷺も、寒い冬の到来の予感を感じさせるのに十分な風景。



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柿の実を見る。

恋人のように二つ寄り添うものもあるし、家族のように寄り添うものもある。ひとつ孤独に離れてているものもあるし、土に還り次世代への養分になっているものもある。

干し柿になり、過去のものが次への栄養として順番を待っている者もある。


ふと、人間社会の縮図を見るようだなぁ、と。

そして、自分はどの柿なのだろう?と考えてみると、面白い。

そして、柿が人類なら、木や土という存在は人類にとって何なのか?という命題も、同時に生まれてきて、いろいろ考えさせられる。



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美しい自然には、全体性や調和がある。



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塩田平はかつては塩田北条氏三代の居城「塩田城」があり、その周りには神社仏閣が点在して当時の面影を残している。


自然の中に人間の営みを刻もうとするとき、自然の原理への深い理解が伴うと、その場は治癒的な場になるような気がする。


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中禅寺(長野県上田市前山1721)

 
 
 

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