異次元からの光:横尾忠則「原郷の森」(2022、文藝春秋)

仕事で疲れ果てている時に、不在票に、「差出人様 横尾忠則」、とあり、驚いて受け取ったら、あまりに本が分厚過ぎてポストに入らなかったと分かった。


横尾忠則「原郷の森」文藝春秋。 文学界に連載されていた。





東京都現代美術館で大きな個展をしながら、こんなにも圧倒的な文章まで書いている横尾さんには驚愕するしかない。しかも、いまの自分への治療薬のように新刊を送っていただけて光栄だ。テレパシーなのか?!



この本には、ダヴィンチやデュシャンやピカソやダリや北斎も出て来る(ダリ本人から自宅に呼ばれた唯一?の日本人が横尾さんです)。 本居宣長や宇宙霊人KENなども出てきて、延々とこの世界の真理や芸術の秘儀に関してダイアローグし続けるという本。 これは横尾さんしか書けない。



そして、次元の違う場所からこの世界を観ている存在がいることに、勇気をもらう。 日常の中で、無意識に自分が囚われている世界を壊し、広く深い世界に誘ってくれる存在は、芸術家でもあり、同時に自分にとって医者でもある。

我が愛車にも横尾さんが鎮座(岡本太郎の太陽の塔も、我が愛車にいますが)。


とにかく。 ものすごい本です。 のけぞりました。


3月24日発売。怒涛の540ページ!


読み始めると、止まりません・・・。