深い深い無意識の奥底にある生命記憶

こどもの身体は無意識そのもの。 だから、いろんなものを鏡のように反映する。 先日、病院までお弁当を届けに来てくれた。 こういうのは都会で働いていた時にはなかなかなかった。 2歳の子供が父親の仕事ぶりの雰囲気を見る機会。 自分が聴診器を首にかけていた姿を遠くから見ていたらしい。 それから、聴診器を使いたがった。 以前、熱を出して小児科に受診したときに聴診器をあててもらった体験も残っているんだろう。 まずは僕らに聴診器をあててくれる。 これだけでもホノボノしてうれしい。 次は、クマのぬいぐるみに聴診器を。 そして、たべものに、本に・・・。 ふと、思う。 こどもは、生命に対して分け隔てないんだな、と。 親に対しても、動物に対しても、人形に対しても、本でも食べ物でも、モノであっても。すべてに生命が宿る。生命をそこに見出すとき、そこに立ち上がるものが生命なのかもしれない。 すべての存在に対して平等に意識を向け、平等にケアをする。 無意識の塊であるこどもの行動から、こういう時期こそ、医療のイロハふくめ学ぶことが多いなぁ。 彼の深い深い無意識の記憶の奥底に、こういう体験も大切にしまいこまれるんだろう。



















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