水+竜=滝。コモンズとしての天然資源。
山梨県の北杜市へ。
自然界。
バランスが美しい。
滝という漢字自体が、水と竜のダブルイメージで作られている。
ここは、吐竜(どりゅう)の滝。
「竜が水を吐く滝」とイメージし名付けた、名もなき名付け親の言葉のセンスが素晴らしい。
水がきれいなところは、植物も生き生きとピチピチと溌溂としている。
踊っているかのよう。
三分一湧水(さんぶいちゆうすい)
江戸時代に、湧き出す水を三等分にして、争わないよう平和的な解決を施した農業用水。
湧いてくる水は誰かのものではなく、みんなのもの。
デザインの力で解決した。
中心にある三角形が水を三つの流れに変換している。
じっと静かに水を三つに分ける石の在り方に、平和的解決の祈りが込められている。
あらゆる天然資源も、こうしたデザインや図形による平和的な解決が図れるといい。
ここにいた不動明王も、不思議と柔和で優しい顔をしていた。
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