山形ビエンナーレ2020 1週目と2週目のあわい
山形ビエンナーレ2020 第1週目、無事に終わりました。
山形という場をハブにして、2020年のわたしたちの意識活動を重ね合いチューニングし合う場。
アーカイブもたくさん残ってますので、ぜひ第1週目見逃したものも、ラジオのように聞いてもらえると嬉しいです。(PC画面見続けると目が疲れますから)
自分が出たところでいうと、
■オープニングトーク:理事長、学長、芸術監督が、それぞれの思いを語ってます。2014年の山形ビエンナーレ第1回は、2011/3/11の東日本大震災がきっかけではじまった、とのこと。第4回目の2020年がコロナ禍という地球規模の激動の時期に開催されることと、深い思いは同じだと思います。
■山形県鶴岡市 やまのこ保育園:やまのこ保育園を経営するSpiber(スパイバー)を、自分は以前から注目していました。蜘蛛の糸をヒントに、新しい自然素材繊維をゼロから作った会社。自動車や宇宙船含め、すべての素材を自然素材へと切り替わることになるかもしれません。NASAも断念したチャレンジを関山和秀さん(スパイバー代表取締役、1983年生まれ!)が若きパイオニアとして実現されました(関山さんも映画にすこし出てます)。
会社の社員が安心して仕事をできるように、と、やまのこ保育園まで作っているのは素晴らしいです。
そして、やまのこ保育園はわたしたちの未来の社会を見ているようで、純粋に感動します。
■観天望希(高野寛):Liveを聞いて、何か自分の滞っているものが流されて浄化されるのを感じたのが不思議なものです。あー疲れてたんだ、というのが改めて分かった、と言いますか。高野寛さんも喘息があり、呼吸の仕方や環境の変化での発作誘発など、体にはかなり気をつけておられて、それが音楽活動にもつながっている、とのことでした。
■音のかたち、いのちの音(akiko、坪口昌恭):アーカイブ見れませんが、ダイジェスト版はいずれ公開されます。akikoさんもかなり多様な音楽表現をされ、アーユルヴェーダなど生命の探求も含めて幅広い視野を持つシンガーでありアーティストです。唄と言葉、二元性を越えた世界、そうしたことを語らい合ってます。
■AI美空ひばり:アンケートの集計結果が色々と興味深かったです。東京大学 政策ビジョン研究センター、東京大学院学際情報学府など、学術的な視座を入れて【AIといのち】の議論を【AI美空ひばりさん】というアーティストを軸に話しているので、通常の芸術祭にはない、新しい観点があったような気がしています。
■医学生 × 芸工生と美大生 オンラインミーティング:こちら学生限定でやっているのですが、「学生が何に興味を持ってどう考えているのか、聞きたい」という意見を多数いただいています。あと、社会人の方からも「学生だけではなく、自分も医療と芸術の交差点の議論をしたい」と、アーティストや医療関係者からのご提案もいただいています。
こちら、ビエンナーレ会期以降も継続して何かできるかもしれないです。何らかの形で成果をOutputできれば、と思っています。
ただ話しているだけですが、いかに自由な心を開いて話してもらえるか、その辺りを注意しながら継続していきます。第2回 9/12土曜 10:30-12:00+第3回 9/19土曜 10:30-12:00+第4回 9/26土曜 15:00-16:30 と続きます。
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自分が出ていない会も、「10年の器・10年の菓子トーク」「藻が湖大学」「美術の学校」「まちとアート」・・・どれも面白かったです。ぜひ会期中、ごらん頂きたいです!
以下は、第2週目、9/11金9/12土9/13日の3日間です。
こちらも盛りだくさん、です。
自分が直接お声掛けして快諾してもらった「中納良恵ソロライブ」、どんなものになるのか?!
中納良恵さん(EGO-WRAPPIN’ヴォーカリスト)は、唄だけではなく絵も描き、ダンスもできるのですが、そうしたことも自分は勝手に期待しています。
夜中放映の青葉市子さんによる「ラジオ山山」。自分も投稿してみたので、採用されるといいなぁ、とも。笑
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