「音楽と同時に人間そのものが見えた」坂田明(信濃毎日新聞:山ろく清談)
信濃毎日新聞の「山ろく清談」、アルトサックス奏者、坂田明さんのInterview、素晴らしかったなぁ。
21歳のとき、ジョン・コレトレーンの演奏で、「音楽と同時に人間そのものが見えたんだよ。肉体と精神をすべて注ぐ生き方が音楽でできるんだ、こう生きたいって思った」というところがかっこいい。こうした自分の体験にまっすぐ生きている人は嘘がない。
寺山修司が「いい演奏なのになんで客がいないんだ」って怒ったエピソードも。
坂田明さんはミュージシャンだけではなくて、ミジンコ研究者の顔もある。
小さい生命を観察しているからこそ、自分の中に芽生える命に正直な人なのだろう。
「新しいページ」を待とう、という呼びかけも、賢者の響きだ。
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