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CONTE MAGAZINE VOL.2 WINTER 2021『森へ来なさい。〜森から生まれ、森に還る』

CONTE MAGAZINE VOL.2 WINTER 2021の<特集>は、『森へ来なさい。〜森から生まれ、森に還る』。 2021年11月15日発売。


CONTE MAGAZINEは素晴らしい雑誌! 時間の制約を決めず丁寧につくられた雑誌だということがすぐに分かります。何度も何度も読み返す。


こうした自分の時間軸を中心に物づくりをしている方々の作品は、質として顕在化しますね。

質より量が重視された時代から、やはり量より質へ、とシフトしている時代かと思います。お金も所有している量ではなく、使うお金の質こそが求められているように思います。

わたしも軽井沢に住んでいるので、「森」というのは気になるテーマ。

軽井沢は「森にすむ」というブランドイメージを大切にしているようにも思うのですが、やはり自然や森は厳しい世界で、ただ美しい、ただインスタ映え、というだけでは森や森の近くには住めません。

時に森に入り、木の実や植物の恩恵を受け、適度に木を間伐しながら、木という自然エネルギーを永遠に再生されるようにほどほどに使いながら。

森という無限の宝庫を消費せずに創造的な共存ができるような関係性を深めてきた歴史があります。


森という自然や虫や動物の住み家を大切にしながら、その聖域の恵みを動植物と共に守り、受け取り、感謝し、程よい距離と関係性を取りながら生きることが大切で、現代はそうした森や自然界との関係性が見えなくなり、そのことで大きな弊害が起きています。だからこそ、自然との関係性に関して、根本的なライフスタイルの変更を求められていると思います。


あらゆる土地で、「森」というもので想像される者は異なると思いますし、わたしたち人間との関係性も変わりますね。


わたしも、このCONTE MAGAZINEの創刊号には、笑福亭鶴瓶さん(落語家)、角田光代さん(作家)などが出られている中で出させてもらい、光栄でした。


センスあふれ、フィロソフィーのある,CONTE MAGAZINE、ぜひお読みください。

沖縄から届けられている素敵な雑誌です。

<Web>


<取扱店>


長野県は松本の栞日だけが取り扱い! 軽井沢書店もおいてくれないかなぁ。







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人はずっと自然環境の中で生きてきました。都市で人が生活するようになったのは人間の長い歴史の中で、つい最近のこと。 森の中に入る、森からいただく、森に集う、森を育てる、森で遊ぶ、森から創造する……、そんな森に関するいくつもの物語を、沖縄島北部の「やんばる」と呼ばれる地域で暮らす人たちの取材を通して、発見していきたいと思います。


登場人物は、森と海が近い「やんばる」で、自然とつながり生きる人たちです。



<特集コンテンツ> 

座間味眞(沖縄イチムシ会) 森は曼荼羅」 

島袋正敏(黙々100年塾蔓草庵) 森は生活の糧  

森岡尚子(やんばる野草の宿) 根源的なものに気づく場所 

渡慶次弘幸×渡慶次愛(木漆工とけし、中山木工) この森に生きて 

平山ふさえ(工房風苧) 芭蕉布に惹かれて 

高田勝(高田農場) 在来種は、面白い

小島圭史(名前のない料理店)×金城建昭、積博文(沖縄県猟友会) 命は循環する  

橘田優子(kitta) 色を越える、色  

徳田泰二郎(アダファーム) 土地の味がするコーヒー  

徳田泰二郎×山田哲史(COFFEE potohoto) さらに輝く果実の生命力を 

安田のシヌグ—男たちが山の神になる日— 語り手:大城盛雄  

張本文昭(沖縄県立芸術大学教授) 自然との関わり、そこからの広がり 

芳野幸雄×満名匠吾×小泉伸弥(やんばる畑人プロジェクト) いま生きる場所を誇りに思えるように 

根本きこ 森と海とつながる「ここ」 


YANBARU CULTURE TRIP! 

誠平/本部町営市場/CALiN cafe&zakka/tutan/niceness/Bookcafe Okinawa Rail/絵本屋Polaris/FAV Time/種水土花/亞人/紺野乃芙子/やんばる酒造/山川酒造/津嘉山酒造所


PHOTO STORY たま記  


連載 場所の音楽②&③

Cocco  歌は、止まらない  

堀内加奈子 島を離れ、島を想う 


泡盛探訪② 三十度の泡盛は水割りで飲むべし 

CONTEの郷土料理 ② 豚のロースト 


ササオカヨウスケ×坂奈津子

描く人、そして、そのキャンバスとなった紙をつくる人の対話 


全256ページ/オールカラー


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