国際芸術創造研究科修士論文発表会2019
こういうお知らせもあります。
東京藝術大学にある大学院で、国際芸術創造研究科(GA)アートプロデュース専攻というものがあります。 この学科は、音楽、美術、映像に続く4番目の大学院として2016年春に新設された、東京藝大の中でも最も新しい研究科とのこと。
アートプロデュース専攻と呼ばれる本コースでは、アートマネジメント、キュレーション、リサーチの3つの角度から芸術と社会の関係にアプローチし、少数精鋭の学生さんたちが学んでいます。
この研究科にて「修士論文発表会2019」があり、これは一般公開!みたいで驚きです。(僕ら医学部での医学博士課程では、医学部の教授3人くらいを前にして密室で行われるものだったから、さすが芸大というか、文系の修士ってこういうオープンなのが一般的なんですか?!)
2/9土曜から2/11月曜の3日間にかけて、12名の修了予定者が論文発表を行うという熱い会。
→詳細HP
自分は、2/9土曜の14時ごろにゲストコメンテーターとして、若き研究者の研究へのコメントをしに行きます。住友文彦さん(アーツ前橋館長)にお声掛けいただきました。
この学科の指導教員が熊倉純子さん、箕口一美さん、長谷川祐子さん、住友文彦さん、枝川明敬さん、毛利嘉孝さん、という錚々たる方々です。
稲葉のほかに、現時点で公表されているゲストコメンテーターは、 久保田慶一さん(国立音楽大学教授)、建畠晢さん(詩人、多摩美学長、草間彌生美術館館長)、長津結一郎さん(九州大学大学院芸術工学研究院 コミュニケーションデザイン科学部門 助教)、長谷川新さん(インディペンデント・キュレーター)などなど。豪華で面白いゲストの方々ばかり!
自分も藝大の大学院に入りたい!自分の子供を藝大の大学院に!藝大の新しい大学院は何を勉強しているんだろう?! など、そうした方にはいろいろと参考になる会かと思います。
もちろん、発表者は緊張かもしれませんが、聴き手が多くいるのは喜ばしいことでもあり。
自分も医学系、理系の大学院生の指導はしていますが、文系で、しかもこうした芸術と社会とを結ぶような部門の方々の審査・コメントは初めてなので、場を乱さなないか心配です。が、頑張ります。 修士論文の発表を控えている学生の皆さんも、頑張ってください!優しく愛のあるコメント、自分も頑張ります! (藝大に千住キャンパス!というのがあるのも初めて知りました。)
■2019/2/9(Sat):国際芸術創造研究科修士論文発表会2019 <ゲストコメンテーター>稲葉 俊郎(13:30-14:20頃)@東京藝術大学 千住校地(東京都足立区千住1-25-1) (→詳細HP)(国際芸術創造研究科修士論文発表会2019 2019年2月9日(土)-11日(月・祝)10:00-19:00)
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日時:2019年2月9日(土)ー11日(月・祝)10:00~19:00(最終日のみ18:00まで) 会場:東京藝術大学 千住校地 住所:東京都足立区千住1-25-1 入場:無料(予約不要)
<修了予定者> [アートマネジメント分野]
安藤 悠希 メガミュージカルにおけるローカリゼーション 陳 穎琳 市民との関係性指向の芸術文化運営 ーSPACを事例にー 幅谷 真理 「農」をテーマに扱うアートプロジェクトの考察
[キュレーション分野] 黒沢 聖覇 新たなるエコロジー下の「景色」の表現 ー中園孔二における「外縁」の検証を中心にー 周 浩 エア/プール-まち空間に揺れ動く個と共同体の経験についてのエッセイと論考 樋口 朋子 表現方法としての声(パロール) ー山川冬樹作品を中心にー 峰岸 優香 アートを介したコミュニケーションがもたらす創発的内省のある関係 ー鑑賞と対話の活動実践と分析から
[リサーチ分野] ウールズィー・ジェレミー 宮島達男のアートと創価学会の関係性をめぐってーコンセプトの再読へ タニヤ・シルマン 自然発生的な美術と地域社会 ー日本のオルタナティブ・アート・プロジェクト#BCTIONを中心に 古橋 果林 クラシック音楽のコンクールにおける実況解説の可能性 宮内 芽依 The Loft ー閉じられて開かれている場:資本主義と快楽主義の間で 幸村 和也 民間小劇場における観客の創造 ー劇場支援会員制度を中心にー
<指導教員> 熊倉 純子、箕口 一美、長谷川 祐子、住友 文彦、枝川 明敬、毛利 嘉孝
<ゲストコメンテーター> 稲葉 俊郎、久保田 慶一、建畠 晢、長津 結一郎、長谷川 新、他
※発表は日本語または英語で行われます。通訳はありませんのでご了承下さい。 ※ゲストコメンテーター、タイムテーブル詳細は後日GAウェブサイトに掲載いたします。