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いのちの渇きを

March 13, 2017

3/12日曜は、自分が主催する日本最古の医学書『医心方』(984年、編集:丹波康頼、現代語訳:槇佐知子)の寺子屋勉強会の最終日だった。
1年間で年間計画を立てて、現代語訳をされた槇佐知子先生を講師にお招きし、全30巻(33冊)を1年間かけて読んだ。1冊につき500‐600ページある大著なので、1年で2万ページ近く読み込んだことになる。

1年前、医心方を知りたい、という渇きから、槇佐知子先生にお願いに上がったのが懐かしく思える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全30巻(33冊)を読むのも大変だったが、それ以上に、40年の歳月をかけてたった一人で翻訳された槇佐知子先生の情熱が計り知れない。槇先生は御年84歳だから、いつまで講義を受けれるか分からない。だからこそ、そうした年代の方々の思いを、ちゃんと受け取らないといけないと思う。

 

槇先生は最後にこうおっしゃった。
「水を飲むのは、喉が渇いているからこそ。子供たちに勉強を教えるには、こちらが与えるのではなく、知ることや学問へのの渇きを覚えさせることが大事。知ることへの渇きさえあれば、面白すぎて勉強は止められない。私はそうして、毎日眠る時間を惜しんで医心方を解読しつづけて、いつのまにか84歳になった。そして、今でも毎日発見があり楽しい。」

と。

 

 


最後の勉強会は三鷹だったが、帰りに偶然立ち寄った「パレード」というレコード屋さんが、セレクションがよくて値段もリーズナブルで整った陳列のお店で興奮した。もう28年もこの三鷹でやっているらしい。いかにLPのセレクションが素晴らしいか、という話を店主に熱く伝えた。店主も照れていたが、いいものはいいのだ。

 

 

この時代に反旗を翻すように、ひとりレコード屋をやっている店主はそれだけでかっこいい。


自分はその店主の渋いLPセレクションで満たされた部屋全体が、現代アートのインスタレーションのように見えた。現代アートは、こうした路上で、燃えるような情熱でひっそりと密やかに表現されているような気さえする。

 

 

自分も常に森羅万象を知りたい、ということへの渇きを感じている。 

誰に何を言われなくても、勝手にこの世界を探求し続けて、死んだことに気付かないように、生きて生きて生きて、生きると死ぬとが一緒になるようにして生きて死にたい。

 

Moon Beams
Bill Evans Trio
1962

 

 

JE KA JO LET US DANCE
CHIEF EBENEZER OBEY(チーフ・エベネザー・オベイ)
1983

 

Brilliant Corners
Thelonious Sphere Monk
1957

 

 

 

 

Symphonie Fantastique Op. 14 - Quadrophonic
Hector Berlioz
Conductor – Jean Martinon
Orchestra – Orchestre National De L'O.R.T.F*
1973

 

 

 

 

Bach: The Passion According to St. Matthew: abridged
Handel Oratorio Society
Soprano: Lura Stover, Alto: Pauline Pierce, Tenor [Evangelist, Aria]: Willard Young, Bass [Jesus, Arias]: Jay Alden Edkins, Bass [Judas, Pilate]: Stanley Kines, Clarence Snyder& Brynolf Lundholm (Organ)
1950

 


 

 

 

 

 

 

遥かなる詩・シルクロード
1979
Supervised By: 小泉文夫 (Koizumi Fumio)

●モンゴル<ウランバオートル・テレルジ>
A1 小さな葦色の馬 
A2 洋巻きタバコ 
A3 若いラクダひき(モリン・ホール独奏) 
A4 茶色の山かげ 
●ネパール<カトマンズ>
A5 雨乞い踊り 
A6 マーダルの即興演奏 
A7 文殊菩薩 
A8 タッパー 
A9 シェルパの踊り 
A10 恋は花 
●ソ連・ウズベク共和国<タシケント>
B1 ウズベク民謡(タールの弾き語り) 
B2 ウズベキスタン(女声独唱) 
B3 ウズベク民謡(チャング独奏) 
B4 ウイグル民謡(ルバーブ独奏) 
B5 カシュガルのウショック(ギジャック独奏) 
B6 胡旋女(舞踏曲) 
B7 タジク民謡(バヤンの弾き語り) 
B8 スハスとメヘル(合奏) 
●パキスタン<チトラル渓谷>
C1 恋する君は私をかえり見ない 
C2 くるみの実 
C3 サウズ 
C4 コーンの歓声 
C5 チャー 
C6 子供のラロ 
C7 チトラリ・シタールのラロ 
C8 もし私が鳥だったら 
C9 シュパペルモ 
C10 カラーシュの踊り歌 
●インド<ダージリン・シッキム>
D1 ラマ教寺院の朝 
D2 東インド(ダムニエン独奏) 
D3 じゅうたん織りの唄 
D4 シャルン山 
D5 カンパ山 
D6 ダージリン・ヒマラヤ鉄道 
D7 凧あげの歌(シッキムのわらべ唄). 
D8 ひもじければ(シッキムのわらべ唄) 
D9 タンドン山 
D10 ダムサン城の人々 
D11 コンパハ 
D12 エンディング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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