イメージの根源に触れて 生きて働いて

実家の熊本。父のアトリエ。

現役医師としていまだに現場に立ちながら、その合間に絵を描き続ける日々。 絵描きにとって、絵を描くためだけの場所を確保できるのは無上の喜びだろう。


真摯にイメージに向きあう父の姿には尊敬する。

長く描き続けてるので、年々、絵がよくなり続けているのもすごいことだ。

イメージの根源に触れる。

イメージの根源と能動的にかかわり続ける。


こうした行為は人間の魂の領域に属することなんだろうなぁ、とも。


魂のために行う神聖なる絵画の世界。


















心の深い場所から生まれるイメージの束。

心のカオスからやってくるインスピレーションの海。


祖先には、芸術畑、教育畑、医学畑のような人たちがいて、自分はこうした畑に水路をつくり橋をかけ、ひとつの世界にしたいと思って、生まれてきたよう。


それが、夏目漱石「門」にも出て来る禅の公案「父母未生以前の本来の面目」に対する自分なりの答え。

小説「門」の中では明確な解答はだされずに終わり、問いは読者に渡されたと思った。



「父母未生以前の本来の面目」とは、

父と母が生まれる前、あなたはどこにいたのだ、何ものだったのだ。

という問いかけのこと。