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「おくすりてちょうをつくる」Day2@YB2022

開幕2日目の山形ビエンナーレ。

最初の週だけ土日実施の「おくすりてちょうをつくる」ワークショップ。

2日目は12時に長蛇の列ができていて、日曜だから?と驚いていたら、山形新聞の朝刊に載っていたらしく合点しました。さすが地元新聞。長野で言えば信濃毎日新聞、熊本で言えば熊本日日新聞。地元メディアの力は偉大です。





今回の山形ビエンナーレは、「誰かにおくるための「おくすりてちょう」」。

自分がつくるものは誰かのために、という趣旨でやっています。自分がつくったものは自分がほしい、という執着とサヨナラするための仏教的なアプローチ。



みなさん、そうした設定も楽しみと悦びに変えて、自分の作品に驚きながら、そして誰かの手に渡るのを楽しみにしながら製作されていたのが印象的でした。












闇の中でひとつの光源だけで制作を行う場を設定しましたが、時に換気のために開けている窓に風が吹き、光がさっと入り、さっと消えてゆく。この光の変化も演出かと思われて、見事な演出ですね、と言われましたが、いえいえ、あれは自然界の演出なんですよ、と答えました。笑







YB2022のメインテーマ「いのちの混沌を越えて いのちをつなぐ」 です。


カオス(混沌)から自立したひとつのものが創造され、それは誰かのもとへと、何かをつなぐようにして、移動していく。

カオス(混沌)こそが新しい創造の母胎であり、カオスを愛でる時間になれば、どんな状態でも動揺せず、しっかりと光の方へと歩んで行けると思います。























 東北芸術工科大が主催する2年に1回の芸術祭「山形ビエンナーレ2022」が3日、山形市内で開幕した。来場者が街を歩きながらアートを体感できるプログラムが動き出した。

 メーン会場となる「やまがたクリエイティブシティセンターQ1(キューイチ)」では、ビエンナーレの芸術監督を務める稲葉俊郎さんがワークショップ「『おくすりてちょう』をつくる」を手掛けた。明かりを落とした部屋で、芸術祭のテーマでもある「いのち」をイメージし、手帳のカバーに絵の具をスタンプする試み。完成品を展示し、他の参加者の作品を持ち帰ることができる。参加した山形市下条町1丁目、岡崎智子さん(64)は緑色や白色で山々を表現し、「お薬手帳という発想がとても面白い」と話した。医師でもある稲葉さんは「自分の体や魂の薬を考えるきっかけとしてほしい」と話している。

 芸術祭の会場は他に文翔館、すずらん商店街、やまぎん県民ホールなど。25日までの期間中、金、土、日曜、祝日に開催される。




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