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LEGOは時空を超えて

こどもの3歳の誕生日にLEGO(レゴ)をもらった。


3歳なのでまだ設計図に沿っては作れない。

その子供に変わって自分が作ったら、見事に自分がレゴにはまってしまった。。。。








というのも。

自分は子どものころ、「レゴ少年」だったことを、思い出してしまったのだ。


来る日も来る日もレゴを作り続け、親に驚愕された。寝ながらも作り続けた。レゴを掴んだまま寝て、起きた0.1秒後には続きを作り続ける。ご飯も食べずに作り続ける。親から禁止されて渋々ご飯を食べているときも、脳内では延々とレゴを作り続けていた少年時代。すべてがレゴに脳内変換されていた。ああ、なんと懐かしく甘美な時代だろう。


目の前に見える風景すべてをレゴで作れるのでは?!と思いつき、想像はふくらんだ。


子どものころ、自分の家の中と、歩いて小学校に行くまでの道のり、くらいが世界のすべてだった。

家から外に出て最初に見える川。寺の参道。途中にある草や田んぼ。ふといる虫。空をふと飛んでいた飛行機、、あらゆるものをレゴで表現し続けた。自分なりの森羅万象をレゴで表現する。(自分のイメージの世界です)


家から小学校まで歩いていく道のり以外、すべてが異界だった。日本の他の県も知らないし、海外も知らない。(テレビや本で知識としては知っていても、実感としては知らないもので)


家から学校に行く間に目に映る風景をレゴで表現しつくしたと納得したら、自分の妄想はどんどん膨らんでいった。自分の意識は宇宙に飛んだ。


宇宙の誰も住んでいない惑星に、自分がレゴで都市を作る。前人未到のチャレンジに、誰から頼まれたわけでもなく、ひとり孤独に取り組んだ。

たとえ世界が明日滅ぼうとも、自分は宇宙の中にレゴで街をつくる、というミッションに夢中だった。誰も知らない自分だけの秘密の中で。



惑星の中の未来都市。月と太陽をつないでみたり、銀河と銀河をつないでみたり、宇宙空間をワープする装置を作ってみたり、自分なりに工夫しながら宇宙文明をつくり、せっせと指を動かしてレゴを作り続けていた。

今でもふと、夜空を見ると、星と星の間にレゴで橋を架けたりしていた記憶が蘇る時がある。そんな子どもの頃が懐かしい。




ちなみに。

職場に行っても、すべてのものがレゴで作れそうな気がしてきてしまったのは、子どもの自分が顔を出して、子どもの時の心が動いている証拠だろう。



さて、3歳の子どもも、自分が作って手渡したレゴで1日中遊んでいる。ブーンとかドギャーンとか言いながら。


きっと、宇宙とひとつになって遊んでいるんだろうなぁ!だから、気が済むまで、そっと見守っている。







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