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「いのち」を核とする未来社会へ


尊敬する上田壮一さんから依頼を受け、文章を寄せました。

「いのち」を核とする未来社会へ

上田さんは、Think the Earthというプロジェクトをされています。 「地球(Earth)」という一つの舟に乗っている共同運命体の我々が、その生きている母体や土台に気づくための様々な取り組みです。

『宇宙船地球号(Spaceship Earth)』というバックミンスター・フラーのコトバは、今も強く自分の心に響きます。

Richard Buckminster Fuller(原著),芹沢高志(訳)「宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫、2000年)

対話をするには、「違い」ではなく、「同じ」ところを見出して、同じ土俵に立たないと、対話は成立しません。

では、わたしたちは何が「同じ」で共通原理は何なのでしょうか。

フラーが言うように、「地球」という共通の土台に乗って「宇宙」の中に住んでいる共通の前提を思い出すこと。

そして、臨床医としては人類は「からだ」「こころ」「たましい」「いのち」という共通の原理を持つことに立ち返ることが大事だ、と思っています。フラーと、思いは同じです。

目の前のことばかりではなく、

短期的なことばかりではなく、

自分の利害や利益のことばかりではなく、 人類史の視点、地球史の視点、宇宙史の視点を思い出すこと。 「違い」ではなく、「同じ」点に目を向けて未来を考えていくこと。 そうしたことが、未来の社会のベースになると思っています。

ということで。 自分はいのちの「弱さ」という最初期の視点を思い出すことを軸に、書きました。

「よわさ」を共有しているからこそ、人に優しくするし、人と協力するのです。

自分は「つよい」と思うより、自分は「よわい」と思うことから始めていきたい。

「よわさ」があるからこそ、「つよさ」があるのです。 「よわさ」を知っている人こそ、「つよい」人だと思います。

それは、人生の辛酸をなめたひと、辛く悲しい経験をしても前へ進んでいる人、病を経験した人、、、、であればきっとわかると思います。

そういう思いを込めて、こどものこと、いのちのこと、医療のこと、伝統のこと、道のこと、いろんなことをオムニバス形式でぎゅうぎゅうと詰め込んで、濃縮還元ジュースにして喉ごし爽やかにお届けしております。

ぜひぜひお読みくださいませ。

「いのち」を核とする未来社会へ

Think the Earth


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