

論語 「楽(音楽)」と「礼」
自分は音楽が好きだ。 音楽を聴きながら生活していることが多い。 論語を読んでみると、音楽はひとをつなげる働きがあると書いてある。 確かに、どんな人とでも、音楽を聴くと新しい場がつくられ、その場にいる人は一体感を感じることができる。 ただ、それだけでは不十分だとも書いてある。...


浦沢直樹の漫勉
NHKで不定期に放映される『浦沢直樹の漫勉』は毎回欠かさず見ている。 自分にとって永遠のスーパースターである漫画家のみなさんの日常に迫る素晴らしい番組。 浦沢さんがナビゲートするからこそ、過酷なプロ漫画家を生き抜く同士としての光の当て方がすごい。...


レコードの重さと大きさ
レコード聞いていると、本当に音楽って素晴らしいなぁとつくづく思う。レコードリストをチェックしなおしていたら、音楽の渦に飲み込まれて音の愛に溺れる。 古書の世界もそうだが、音楽の世界も古いものに素晴らしいものが埋もれている。足しげく通わない限り絶対に出会えない。身体を動かさな...


cafe104.5
御茶ノ水にあるブルーノートジャパンがプロデュースのcafe104.5は相変わらず素敵な空間だった。 音楽で満たされた空間がたまらない。 小川哲(SATOSHI OGAWA)さんの「5X5 ZINE」という、音楽とアートが一体化した小冊子が置いてあった。素晴らしいセンス。...


自分自身への言葉
言葉の影響を考えた。 よく、相手を傷つけるような汚い言葉を使ってはいけない。と聞く。本当にその通りだとも思う。 自分という存在は、生まれてから死ぬまで関係性を続けていく存在だ。 場合によっては、自分という存在は形態を変え、永遠に関係性が続いていく存在だとも、思う。...


永田カビ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(漫画)
永田カビさんの漫画『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』イースト・プレス (2016年)は、当事者の当事者による痛みを伴う成長の物語で、とても考えさせられる漫画だった。 タイトルは、ややインパクト重視な印象。 当事者が見ている風景は、やはり当事者でしか見えないものがあり、...


村上春樹と水面
以前、電車の中で村上春樹の「パン屋再襲撃」のハードカバーを読んでいた。 自分が青と赤の色鉛筆で熱心に線を引いたり、書き込みをしたりして熟読していたら、隣に座っていた男性が突然話しかけてきた。 「村上春樹の本を線をひきながら読んでいる人を見たのは初めてです。...


思わず小走りになる身体
午前と午後の合間の昼休みに、小走りで大学の生協に買いに行った。 小走りで本を買いに行くのは、小学生の時のジャンプやコロコロコミックと、村上春樹さんくらいです。 思わずニヤリニヤリ。ちょっと気持ち悪い人だったでしょう。 本は、このズッシリ感がいいんですよね。 ...


渋谷Bunkamura『ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力』
渋谷のbunkamuraにて、天才絵師である河鍋暁斎の『ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!』(2017/2/23(木)-4/16(日))がやっています。 暁斎を知らない方は、是非是非、もう一生訪れないであろう空前絶後のチャンスを逃さず、見に行ってほしい! ...


国立能楽堂「七拾七年会」2日目
国立能楽堂に「七拾七年会 第10回記念公演」の2日目を見に行ってきた。 →(参考)1日目の感想記事(2017/2/21) 能「海士 懐中之舞」は武田宗典さんがシテをされた。 内容は、まさに『海士(海人、あま)』の女性が主人公。 ...