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June 29, 2019

彩の国さいたま芸術劇場で、ディミトリス・パパイオアヌー『THE GREAT TAMER』を見てきた感想を。

アテネオリンピック(2004)開閉会式の芸術監督、ピナ・バウシュ亡き後のヴッパタール舞踊団初のゲスト振付家、世界のダンス、演劇、美術シーンで最も熱い視線を浴びる人だ、という先行情報が先走り過ぎて気になり、思わず見に行った。

個人的には、大きく魂を揺さぶられる、ということはなかったのだが、西洋社会の歴史やパノラマ、その視点を、体験したような気持ちになった。

同時に思ったのは、パパイオアヌー氏が提示した世界観は、すでに横尾忠則さんが一枚...

June 29, 2019

植物界には美しさと調和とがある。
小石川植物園にて。

子どもはおむつをする。なぜなら、どこでもウンコをしてしまうから。


なぜか。
動物の排泄は、植物の受粉とつながっていたから。


色々なところで排泄をすることで、種子や養分を大地に戻し、植物の生命ともつながっていたことの名残りだ。なんと素晴らしいことではないか。

人間と植物、鳥、細菌、、、、あらゆる生命のつながりの輪は、見事なものだ。


植物の薬効を調べていると、逆の作用をあわせもっていたりする。下痢作用と便秘作用のように。
それはなぜか。


自然界には両極のエレメントがあり、人体という内的自...

June 25, 2019

普段から、自分の思考や考えは、そもそも自分が使っている言語に大きく規定されている、と思うことが多かった。

例として、主語と述語の関係性がある。

「わたしが命を持っている」と考えると、私が命を自由に扱えるようになり、身体も売買対象となる。

それに対して、
「命が私を持っている」と考えると、巨大な命が私という現象をたまたま起こしている、という発想になり、視点が命に向かう。

「主語」をどう置くか、わたしたちの思考や考え方に無意識で大きな影響を与えている。当たり前すぎて気づかないだけで。

そんなことをツラツラと考えながら、ふと金谷武洋さん(モントリオ...

June 21, 2019

EBILAB/エビラボ vol.3@海老原商店 面白かったー。

■2019/6/21:EBILAB/エビラボ vol.3 

昼の部 勉強会「音楽とダンス」(松井慶太(指揮者)、平本正宏(作曲家、音楽家)、稲葉俊郎(医師))@海老原商店(東京都千代田区神田須田町2-13-5)(主催:青木尚哉グループワークプロジェクト)

(→HP )

+夜の部:マッチングパフォーマンス

海老原商店の空間があまりに居心地よすぎて、母体に包まれているようで、体がゆるみ、最後は眠くなった。長井朋子さんの作品に包まれていたのも心地よく。

指揮者の松井慶太さんに聞いたバッハ...

June 20, 2019

体内と海底@サンシャイン水族館(June 16, 2019)

に続き、池袋のサンシャイン水族館で感じたこと。

海は重力に影響されていないから自由だ。形やファッションや生きざまにおいても。
陸上生物も、重力のような「見えない重さ」から自由になりさえすれば、きっと海のような自由の精神を取り戻すことができるだろう。

こうした小さい生命の歴史の果てに、人間が生まれたとすれば、人間とは何か、というのは哲学的で思弁的な頭の世界ではなく、生命のバトンを受け取ったかどうか、という自分の生命まるごとの問題だと思う。


海の生き物も、泳いでいるように見えるけ...

June 19, 2019

昨年の舞台、『暁の帝〜壬申の乱編〜』が、Amazonプライム・ビデオで配信開始されました!

演劇を見れるのは、アマゾンプライムでもかなり珍しい!
アマゾンプライム会員は、無料で見れます。

自分もアソシエイトプロデューサーとして関わりました。

舞台を映像で見ると、距離感があって、いつでもなんだか変な感じがするんですが、それでも役者さんたちの溢れる熱量は伝わるんじゃないかと!!

暁の帝 壬申の乱編(2018)

飛鳥時代、この国がまだ日本ではなく倭国と呼ばれていた頃。朝鮮半島での戦争に加担し大敗を期し、国は大きく揺れていた。

監督 伊藤靖朗

主演...

June 18, 2019

閑話休題。

子どもが絵本を積み上げる遊びをやりだした。


我が家にはこんなにも面白い絵本がたくさんあるんだなぁ、と感心しつつ(親が本好きなもので・・。太郎さんの絵本もよく見るとある!「あいしてる―岡本太郎の絵本」小学館 (1999))、最後には自分より高い背丈まで積み上げ、ピサの斜塔のような極限のバランスにきた。


すると、没頭していたはずの行為からおもむろに離れ、ひとり涼しい顔をして離れた場所で絵本を読みだした。

・・・・

沈黙の時間がしばし流れた後、塔は静かに崩れていく。

完璧な筋書きに、まるで前衛的な演劇を見ているようだった。
子どもって...

June 17, 2019

PLAY TARO というサイトにて、岡本太郎記念館館長の平野暁臣さんと対談しています(光栄!!)。
青山にある記念館の場所は、太郎さん、敏子さんがいまだに生きていると感じました。

「いのちを呼びさますもの」でも太郎さんへの愛を滔々と書いたので、そのことが通じたのでしょう。笑


全部で10回くらい続くようですが、かなり面白いと思います。
今後も含め、ぜひお読みください!


→●Toshiro Inaba Talks ① " Avant Garde Medicine" 稲葉俊郎対談①「アヴァンギャルド医療」(June 17, 2019)

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June 16, 2019

池袋のサンシャイン水族館。

年間フリーパスがあれば何度でも行ける。

陸上生物とはまったく異なるライフスタイルの水中生物を見ていると、海から人間もやってきたんだなぁ、としみじみ思う。
水中では陸での人間の営みを、どう感じているんだろうなぁ。

水中は、まるで動物の内臓を見ているようだった。
きっと水中生物は、内臓を見たら海の中のようだと思うのだろう。

体を裏返すと海の中になり、海を裏返すと体内になる。


エイは空を飛ぶように泳いでいて、エイのえら呼吸を見ていると、おもわず自分も息が同期した。
動き方、呼吸法、姿形は違えども、生きている者同士、いろ...

June 13, 2019

2017年から行なっています「道の学校」。

東洋と西洋のスポーツ、武道、芸術、思想・宗教などを対峙させながら、新しい身体観を切り開いていく取り組み。
2020年のオリンピックに向けて、水面下でコツコツと続けています。

「道の学校」15回目は、7月9日(火)19:00-20:45。
前回は真剣の居合道の世界でしたが、今回のゲストは、オリンピック女子柔道金メダリストの谷本歩実さん!です。

谷本歩実 (あゆみ) さんは、覚えている方も多いかと思いますが、アテネ2004&北京2008のオリンピック2大会連続オール1本勝ちで金メダルを獲得した、柔道...

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