山形ビエンナーレ2020【医学生x芸工生オンラインミーティング 】

コロナ禍の中、医療現場のスタッフは、社会や個人の生命を守るため、必死に頑張っています。 今回の問題でもそうですが、医療の枠内だけで解決できない問題が増えてきます。 体のケアも大事ですが、心のケアも大事です。心が蘇生するためにも、文化や芸術が果たす役割は想像以上に大きいのです。 新しい社会の土台は、医療や芸術が交差する場所から芽吹くように創発してくると思います。 そのため、今回の山形ビエンナーレでは芸術監督して、未来の医療や芸術を担う若き学生さんたちに、自由に対話できる場を設定したいと思います。 【医学生x芸工生オンラインミーティング 】 ------------------ ○医学部に所属する大学生 ○東北芸術工科大学の学生(学部学科問いません)および、美術・デザイン分野を専攻する大学生 ------------------ つまり、医学関係や美術関係の学生さんが対象です。 (どうしても!という方は個別にご相談ください!) ------------------ トークテーマと進め方: 1、医療と芸術 2、未来の医療・病院 3、未来のアート・美術館 4、コロナに思う事 5、未来の芸術祭(山形ビエンナーレ) ------------------ こちらを事前に自由に考えていただき、次の時代を担う皆さんの思いを、自由に表現してください。文章はもちろんですが、絵でも音楽でも作品でも、表現形態は何でも受け付けます。 とりあえず難しいことを考えず、医学生と芸術系の学生が共に思いを寄せる場として、自由にご参加いただければと思います。 みなさまの周りにいる医学生や芸術・美術系

「軽井沢の本」として

歩いて行けるくらい近所の中軽井沢駅にある中軽井沢図書館。 本揃えが素晴らしく、広々と使えて勿体ないほどですが、本好きな我が家は満喫しています。 毎週10冊ずつ子どもと絵本セレクションして、全絵本を読破しよう!というささやかな野望あります。 はじめて、絵本・児童書コーナー以外にも大人向け一般書コーナーに行ってみたら、なんと自分の本が何冊も陳列されてるじゃないですか! しかも「軽井沢の本」として!嬉しいなあ!ありがとうございます!(^^ 図書館の帰り。 自然界のカオスの中に、秩序ある直線が生まれると、思わず見てしまう。自然の中の人工的な営みに、脳が同期するから? 曲線の自然界では直線は珍しく、人間の営みは直線的な世界観だ。 人間が、自然界の徒花(あだばな)とならないよう、曲線の自然界と直線の人工世界がうまく交わるような世界を、と改めて。

YB2020:青葉市子さん(音楽家)+三原寛子さん(料理家/南風食堂)+遠藤綾さん(やまのこ保育園 園長)

山形ビエンナーレ2020(YB2020)関連の話題を3つ。 一つ目。 青葉市子さん(音楽家)より→Facebook 【NEWS】 9月にオンラインで開催の芸術祭「山形ビエンナーレ2020 山のかたちいのちの形 」に青葉市子が参加いたします。 ✉️みなさまへお便り募集 「あなたの日々の小さな幸せ、日々の小さなごほうびを教えてください」 https://biennale.tuad.ac.jp/news ※8/25まで回答をお待ちしています 青葉市子 作品名:ラジオ番組「山山」 期間:9/11(金)〜9/27(日) 時間:20:00~翌4:00(期間内、毎日放送) ※番組内容は同じです 視聴:Youtubeにて配信予定 山形ビエンナーレ2020配信コンテンツ、青葉市子のラジオ番組『ラジオ山山』では、青葉さんの弾き語りはもちろん、山形の古き良き歌、山形でフィールドレコーディングした自然の音、山形のおいしいものや料理のレシピを紹介する、夜中に始まり、朝を迎えるころクローズする、BARのような深夜ラジオ番組です。 それぞれの場所で青葉さんと山形の魅力を堪能できる番組になります。 ラジオ番組ではお決まりのお便りコーナーももちろんあります! ご紹介する予定の質問は、「あなたの日々の小さな幸せ、日々の小さなごほうびを教えてください」です。 https://forms.gle/fvjdxajKR1UToYy2A 二つ目。 三原 寛子さん(料理家/南風食堂)より→Facebook 《みんなお願い!早朝起床者募集!!》 わたくし山形ビエンナーレ2020に参加させていただくことになりまして、池田 早紀先

J-wave+NHK

久しぶりに2日連続で電磁波の波に乗って(周波数変調 (FM:Frequency Modulation)+ tele-vision)メディアに登場した日でした。 8/22土曜のJ-waveは、1週間はタイムフリー期間として(都内のJ-wave聞ける範囲の方?やラジコのプレミアム会員)は、8/2410時までは聞けるみたいです。 →ラジコ再聴取 http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20200822210000 (聴取可能期限:2020年08月24日 10:16まで) ●【radio】2020/8/22(Sat)(21:00-21:54):TRUME TIME AND TIDE(J-WAVE 81.3MHz)(guest:稲葉俊郎、メインパーソナリティー:市川紗椰) 公式Webには会話ログがすでに出てて、驚きましたー。 →放送内容 https://www.j-wave.co.jp/original/timeandtide/story/index.html 市川さんの反応が素直で的確で、勘やセンスのいい方で、たのしく話できました。 さすがJ-waveということで音楽のセンスが抜群で、自分の好みにあわせて、ジョンレノンやジョニミッチェルを流してくれるのは素晴らしく。 ・STAND BY ME / JOHN LENNON ・THE CIRCLE GAME / JONI MITCHELL ・AIN'T GOT NO (I GOT LIFE) / NINA SIMONE ・環境と心理 / METAFIVE 8/23早朝の日曜美術館。 ご覧になっていただいた方、ありがとうございま

山形ビエンナーレ2020 七つのプロジェクト

山形ビエンナーレ2020は、2020年9月の週末(金土日+祝日)に(もう来月!!!)、以下の七つのプロジェクトを軸にして、webサイトをプラットフォームにしながらオンラインでの配信+各種メディアを複合させながら展開していきます。 動画トレイラー(かっこいい!)もできていますのでぜひご覧ください! →●山形ビエンナーレ2020 https://biennale.tuad.ac.jp/ 七つのプロジェクト https://biennale.tuad.ac.jp/project ●いのちの学校(担当キュレーター/稲葉俊郎、岩井天志 ●土と人(担当キュレーター/岩井天志、稲葉俊郎) ●現代山形考~藻が湖伝説~(担当キュレーター/三瀬夏之介、宮本晶朗 ●10年の器・10年の菓子(東北芸術工科大学工芸コース×乃し梅本舗佐藤屋10周年企画 担当キュレーター/深井聡一郎) ●山の上の陶器市ウェブ版(担当キュレーター/深井聡一郎) ●まちとひと(担当キュレーター/青山ひろゆき、アイハラケンジ、安達大悟) ●PINK PUBLIC PROJECT Signs of Memory 2020 言葉を採集する部屋(担当キュレーター/原高史) 自分もキュレーションで入っている「いのちの学校」では、第二弾も発表されました。 (ちなみに。稲葉の絵です。) https://biennale.tuad.ac.jp/project/inochi バラエティーに富んだ出演陣! 坂口恭平くん!(料理家、作家、建築家、音楽家、画家) 中納良恵さん!(EGO-WRAPPIN’ヴォーカリスト) 高野寛さん!(音楽家) 遠藤綾

8/23朝(+8/30夜:再放送):NHKEテレ 日曜美術館「カラフル! 多様性をめぐる冒険」(【出演】奥貫薫,りゅうちぇる,稲葉俊郎)

8/23日曜の朝9時ですが、NHKの日曜美術館「カラフル! 多様性をめぐる冒険」に出ます。(8/30(日曜)20:00-21:00で再放送もあります。) コロナのため別々の同会場収録でしたが、出演は女優の奥貫薫さん、タレントのりゅうちぇるさん、そして稲葉俊郎の3人という不思議な組み合わせ!です。でも、今回のようなボーダーレスな表現世界だからこそ、それぞれの所属や役割も、あまり関係ない気がします。 今回の展示は、素朴に素直に、直接ダイレクトにやってくるものですから! 以前も書きました「あるがままのアート 人知れず表現し続ける者たち」東京藝術大学大学美術館(事前申し込み制なのでご注意を)の展示作品を、それぞれが見て、初見での感想を収録していますので、自分も他のお二人がどういうインパクトを受けているのか、見るのが楽しみです。 →●「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」@東京藝術大学大学美術館(2020年7月29日) 日曜美術館では、9/13日曜の放映時のアートシーンでも山形ビエンナーレを取り上げてくれそうで、売り込んでよかったです!笑 通常開催の山形ビエンナーレであれば、東北のアールブリュットシーンも正式に取り上げていく予定だったのですが、完全オンライン開催に移行したことで、そこまで余力がなくなってしまいました。。2022年には必ずや東北の荒ぶる魂をとりあげます。 ぜひご覧ください! ●【TV】 2020/8/23(Sun)(9:00-10:00)+8/30(Sun)(20:00-21:00(再放送)) :NHKEテレ 日曜美術館「カラフル! 多様性をめぐる冒険」(【

2020/8/22:TRUME TIME AND TIDE(J-WAVE 81.3MHz)(guest:稲葉俊郎、メインパーソナリティー:市川紗椰)

8/22土曜夜にはJ-waveのラジオ出ます。 軽井沢はJ-waveの電波入らないので、せっかくなのでradiko(ラジコの有料会員に入ろうかと。(野村友里さんのラジオも聞けなくなったし) 8/22土曜の夜21:00-21:55【TRUME TIME AND TID】という番組で、メインパーソナリティーは市川紗椰さん!です。 ●【TRUME TIME AND TID】 https://www.j-wave.co.jp/original/timeandtide/ 市川紗椰さんはマニアックな鉄や相撲の知識あり、若手ナンバーワンに注目してた面白い女性で光栄でした。 以前も、鉄道番組で電車のパンタグラフ(架線から電気を採り入れるため屋根に設置されているもの)を熱く語っているのを見て(子どもが鉄道好きなもので)、この子はすごい!と、感動したものです。 ちなみに。同じ市川姓には、市川実日子さんという素敵な女優さんいます。稲葉と実日子さんの二人で、1978-1979年会を作ろうと、同級生同士でよく盛り上がっているのですが、市川姓には素敵な人が多いよ!と、市川紗椰さんに話したら喜んでました。実日子さんも知っているらしくて。放映外時間に雑談もたくさんできて楽しかったなぁ。 市川紗椰さんとのトークは、本当にこれでいいの?というくらいのフリースタイルで、まさに彼女の天然、天才っぷり、素朴で素直な様子が出ていて、きっと楽しめると思います。(ほんとは六本木のJ-waveに行きたかったんですが、ZoomOnline収録で、異動なしで楽でした。) せっかくの8月の放映!なので、たっぷり9月開催の山形ビエンナ

子どもの遊び 心のプロセス

岡本太郎「自然に挑み 自然と闘い そして自然と溶け合い 自然を逆に生かす 自然と人間が一体になるところに本当の神聖感があって 全身を爆発させても生きていく それが文化であり芸術であり生き方である」 →●自然と人間が一体になるところに本当の神聖感がある(岡本太郎)(2020/8/19) 挑んで闘って、その後に溶け合って、お互いが生かす関係に行きつく。そこには神聖なる感覚が伴う、ということ。 Holy(神聖なる)は、Holism(全体性)やHealth(健康)とも語源が同じで自分もこの感覚を大切にしているなぁ、と改めて思う。 その直後、こどもの遊びを読み解く。 子どもが秩序に挑んで闘って、カオスにして、新たな秩序へと。そして一体となる。 「遊び」の中に、そうしたプロセスが含まれているとしたら、そのプロセスを邪魔しないのも、大人の大事な役割だなぁ、と。「それが文化であり芸術であり生き方である」。 ティッシュ一箱50円くらいだから、50円のゲームと同じようなもので。 ちなみに、我が家ではこういうカオスなティッシュを毎日せっせと再利用して使ってます。笑 夜がふけてもブーブーに乗り続ける3歳。ただ見守る自分。 3歳はイヤイヤ期。つまり、「イヤ」という時期を適切に経ていくことで、Noが言える大人になる。イヤイヤを十分経過させないと、Yesマンになってしまう。それは自分もイヤだ! だから、イヤだイヤだ!外に行きたいんだ!という衝動に付き合って、思う存分イヤイヤ期を通過させている。 すると、いつも日が暮れる。 これも、一つのプロセスなんだろうなぁ。このプロセスを途中で禁止すると、深いところにシコ

自然と人間が一体になるところに本当の神聖感がある(岡本太郎)

日曜美術館のアートシーンに岡本太郎の映像が流れた。 いま、コロナの問題は「挑み、戦う」の段階かもしれない。 その次は、自然と溶け合い、そして生かす段階へと。 そこでこそ神聖なる気持ちで日々を生きていく段階になる。 それこそが文化や芸術と生き方とが分離せず全体として統合されているような状態なのだろうなぁ。そして、太郎さんの言葉は、中動態そのものだ。(主語から外に向けて動作が行われる能動態と、動作が主語へ向けて行われる中動態) 自分の内側の深い心から生まれて来たものを、軽やかに言葉に乗せている。 岡本太郎「自然に挑み 自然と闘い そして自然と溶け合い 自然を逆に生かす 自然と人間が一体になるところに本当の神聖感があって 全身を爆発させても生きていく それが文化であり芸術であり生き方である」

精霊馬 送り火

お盆。 精霊馬。 キュウリで馬を見立て、ナスで牛を見立てる。 馬に乗って早く来て、牛に乗ってゆっくりお帰りする。 送り火。 火と灰、煙と風で違う世界へとお送りする。 精霊や祖先。死者や目に見えない世界。 そうしたものを儀式によって脈々と伝えてきた流れに乗ると、自分も大いなるいのちの一部であることを、より強く感じる。 生きているものが、死者から渡され、期待されている役割とはなんだろう?と。 精霊を送る暑い夏。 そうした気持ちになると、自然界にはあらゆる気配が満ち満ちているのを感じる。

中動態と仏教とお金とBrutus No.922

8/12の早島英観さん(千葉県南房総市 妙福寺住職)とのZoom対話(+新刊記念)、楽しかったです。 ■2020/8/12(Wed)(19:00-20:30)(Online): 稲葉俊郎 新刊記念イベント『いのちは のちの いのちへ』(アノニマ・スタジオ) × 早島英観(妙福寺住職)対談(by.寺子屋ブッダ) →Web 自分は「いのちというフィロソフィーを中心にした場」というものを新しい医療の場として作っていきたい、とささやかに思っているのですが、まさにお寺はそういう場なんですよね。 中心には仏さまがいて、庭も空間もすべて「いのち」のメタファーとして解釈できるような場づくりがされているのが、まさに「お寺」の空間。 早島英観さんと「中動態(middle voice)」の話ができたのもうれしかった。 まさに、仏教の原点であるサンスクリット語も、中動態の言語世界でした。 今は、能動態には受動態、ですが、古代言語では能動態には中動態が対応していたようです。 現代用語でもある「能動態=受動態」の言語は、する・される、の言語で、これは法学的な立場から、誰に責任があるのか、という責任の有無を問うような近代語なんですよね。 こうした言葉を無自覚に使っていると、これはあの人のせい、あの会社のせい、、のように、お互いに責任を押し付け合うような社会になってしまうのではないのかな、と。さらに言えば、訴訟社会、クレーム社会へとつながるのではないのかな、と。そのことが現代のコロナ対策の過剰さにもつながっているように自分は察しています。 だからこそ、今後は「中動態」という態度を大切にすべきではないかと提案し

ユウスゲ(夕菅)

軽井沢でよく見かける「ユウスゲ(夕菅)」という花。 1979年(自分が生まれた年!)、軽井沢滞在時にユウスゲ(夕菅)をお好きだった当時の皇太子さまと美智子さまに軽井沢町がユウスゲをお贈りしたとのこと。皇居でユウスゲを大切に育てられ、1982年~1984年に軽井沢植物園へと1000株以上にして戻された、と伺った。そのプロセスで、何かが付与されたのかもしれない。 そうした植物を介した交流こそが、草花や自然を大切にしようという心を軽井沢に根付かせたのだとしたら、本当に素敵なことだ。 わたしたち人間も誰かの子孫であるように、こうした植物も太古からの子孫。 生命のつながりには、あらゆる人たちの優しさや心配りが幾層にも網目のように錯綜している。 そうした網の目を壊さないよう、損なわないよう、むしろ深めて貢献できるように生きていきたい。 草花に落ちている一滴一滴の水滴を見ていると、水滴が落ちそうで落ちない角度、水滴を支えられる絶妙な強度、のようなものを、ひとつひとつの葉、ひとつひとつの枝が巧妙に全体のバランスを取りながら支え合い補い合っているように思える。 水だけではなく、光もすべてが必要な量を受けとれるように、と。 人工的にこの世界を造ろうとしても、永遠に完成しないほどの、究極のバランス。 美しい、とこちらの中に美の感覚が立ち上がってくるのは、完璧さではなく全体性のあり方をこそ、受け取ってこちらが反応しているように思う。 一滴の水、一筋の光を、あなたは大切にして生きていますか?と問われているように。

レンゲショウマ(蓮華升麻)

レンゲショウマ(蓮華升麻)は素敵な植物だなぁ。 こういう繊細な草花が、軽井沢のような厳しい自然の中で、懸命に、かつそれでいて高貴に美しく咲き誇っていることに感動する。 群生しているのを見ると、音楽を視覚化してみているような。自分がミュージシャンだったら、音楽にしたくなるだろうなぁ。 レンゲショウマ(蓮華升麻)に自然のリズムを感じるからなのかもしれない。 花は、ほんのすこしの時期だけしか開花を目撃できない。まさに出会い、一期一会、そのものだ。 軽井沢に昔から住まれている方の心意気。 木や森だけではなく、小さい草花を大切に育てられて、住民の方々も含めて土地の安全や安心を守る方の話を聞いて、感動だった。 こうした方々が、美しい風景を守られているんだなぁ、と。

「音楽と同時に人間そのものが見えた」坂田明(信濃毎日新聞:山ろく清談)

信濃毎日新聞の「山ろく清談」、アルトサックス奏者、坂田明さんのInterview、素晴らしかったなぁ。 21歳のとき、ジョン・コレトレーンの演奏で、「音楽と同時に人間そのものが見えたんだよ。肉体と精神をすべて注ぐ生き方が音楽でできるんだ、こう生きたいって思った」というところがかっこいい。こうした自分の体験にまっすぐ生きている人は嘘がない。 寺山修司が「いい演奏なのになんで客がいないんだ」って怒ったエピソードも。 坂田明さんはミュージシャンだけではなくて、ミジンコ研究者の顔もある。 小さい生命を観察しているからこそ、自分の中に芽生える命に正直な人なのだろう。 「新しいページ」を待とう、という呼びかけも、賢者の響きだ。

吉川竜実『神道ことはじめ 調和と秩序のコスモロジー』

伊勢神宮の禰宜であり文学博士である吉川竜実さんのご本をお送りいただいた。 吉川さんは伊勢神宮でもかなりえらい方!なのに、いつも気さくで驚く。(そして、常に心は自由に開かれていて、一切の偏見がない!!) しかも、こんなにも分かりやすく神道の奥深さと本質とを書き出していることに感動する。 中高生に、こうした本質的な本を宗教・倫理・哲学?の時間として読んでほしいなぁ。 日本の自然観、宗教観、カミ観の根底にあるものとは何か?と。 693円と安すぎることに驚くとともに、多くの人に読んでもらいたいという思いを感じる。 自然の四季や里山の循環型の社会。そうした暮らしとカミとが一体化していた時代のこと。 自分も常にカミとホトケへの敬意は忘れないように日々を生きているつもり。 ●吉川竜実『神道ことはじめ 調和と秩序のコスモロジー』(バンクシアブックシリーズvol.39) ーーーーーーーーーー 「自己と他者とは違うことを知ることが知恵であり、その違いを認め合うことは叡智である。」 ーーーーーーーーーー

2020年の8月に

夏の軽井沢は渋滞で人も多い。 観光スポット?は混んでいるので、近所のお散歩に励む。 生活の場には人がいなくて、でも植物はたくさんあって、ほっとする。 植物の形を観察する。 植物の形は、呪文のようだなぁ。 じっと見ていると、イメージやシンボルという通路を介して、何か特殊な通路が開かれるような気がする。 植物一つの生命の中に生と死が一体となっているように感じる。 生と死は対立概念ではなく、相補概念だということがわかる。 そもそも、すべての対立概念のように思えるものが、深層では相い補い合う関係であることと同じように。 8月というお盆の時期だから、近所の長倉神社にある「平和の礎」で、平和を明確に具体的に現実化したイメージをして、必ずそういう未来を子どもたちが生きるよう誓ってきた。 医療行為も生活も生きることも、すべてが平和運動と分け隔てなく一体化しているかどうか、自分に問い直すように。

雑誌「ソトコト」連載『フィロソフィーとしての「いのち」』など 

連載一つ、記事二つのお知らせです。 今月号からソトコトで連載はじまります。 フィロソフィーとしての「いのち」です。ぜひお読み下さい! 今回のホステル特集も面白かったし、以前から長く連載してる高木正勝さんの今回の記事は自分も強く心動きました。 ●【Magazine】2020/08/05:雑誌「ソトコト」(2020年9月号):連載『フィロソフィーとしての「いのち」』 第1回目「いのちの指す方へ」(写真・絵・テキスト:稲葉俊郎) (→Amazon、sotokoto online) 次はWeb記事。 カルチャー誌「TOKION」の後編です。 (Interview内容より) ======== ――この状況下で医療と芸術の関係性に変化はあったと思いますか? 稲葉:医療が技術の問題だけでは根本的に解決できないことが顕在化していくだろうと思います。医療崩壊ともいわれましたが、崩壊する医療は、ある意味で“リペア”するファクトリーのような医療の場です。 そうではなく、次に目指す新しい医療の場は、「いのち」というフィロソフィーを共有する場です。その形態は、銭湯でもギャラリーでも芸術祭でも何でもいいのです。目に見えないもの、共有する哲学こそが大事です。 ネット空間も含めて、場が荒れることがあるのは見えざるフィロソフィーの問題ですね。困難を乗り越えるためにも、命を支える哲学こそが必要な時期です。 今後は、芸術が人間の精神生活や社会基盤に不可欠であると、あらゆる無意識の通路を介して顕在化してくると思います。 これから、私達はより本質的な生き方を求めるのではないでしょうか。合理的で効率的で打算的な生き方より

原始植物の声が満ちる

やっと長い梅雨が明けてきた。 自然界の大きな変化と呼応して、あらゆる生物が大きな変化を迎えていて、人間もその例外ではない。 異常気象が世界中で頻発しているけれど、これが自分たちの過剰なエネルギー使用を補正するようにして自然界が全体として動いているのならば、真摯に自然の声を受け止める必要があるように思える。 風や水や光。 それぞれには深遠なる法則があるから。 背骨のようなシダ植物をみかけた。ミカドコーヒー前にて。 軽井沢はシダとコケという原始植物が幅を利かせているので、それも素敵な風景だと思う。 中軽井沢駅の近くにある『エホンゴホン堂』というイケテル絵本屋さんにも、自分の著作が!しかも村上春樹さんの隣!嬉しいなぁ! こちらでは素晴らしい写真展も開催中。 コーヒーもおいしい。電車好きには窓から電車も見える。素敵な場所です。 店主さんがアート好きでセンス良くさらに素敵な方です。 エホンゴホン堂 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2450-2 Web

『安全モード』と『通常モード』をギアチェンジし続ける時代

昨日は、久しぶりのリアルなFace to Face?の講演でした。 軽井沢書店さんには距離をとるために贅沢な空間を準備していただき感謝です。 適切な感染防御(無症状であれば手洗いうがい)をしていれば、感染は防げます。僕ら医療従事者もインフルエンザ流行時から常に心掛けてきたことです。こうしてリアルな講演会の意義も噛みしめる場でした。(なんだか初めての人に会う会が久しぶりだったもので・・) 青本「いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち―」(アノニマ・スタジオ)の中でも書いていますが、これからのリーダーは、『安全で安心な場、創造的で共創的な場、友好的で友愛的な場』をいかにつくり、いかに担保できるか、というのが重要になってくると思います。 具体的な場のデザイン、そこにある哲学としての『いのち』への深い理解。 そうした場の中でこそ、わたしたちは真に力を発揮できると思います。 ヘイトスピーチやネット上での罵詈雑言が生まれる闇の力に吸収されないためにも、今後の基礎となる見えざる場づくりこそが、極めて重要なテーマだと思っています。 それは医療の本来的なテーマです。 同時にアートでも同じものを共有したい、と思い、山形ビエンナーレ2020は、そうした新しい場の一環としても機能できればと思っています。社会に不安が浸透し、余裕がなくなっている時代からこそ。 今後、新型コロナウイルスが収まっても、ワクチンが開発されても、天然痘のような根絶宣言?(それは人間との距離が遠くなった、というだけだと思っていますが)が出ても、このグローバル社会と、地球規模の自然破壊、そしてあらゆる遺伝工学含めた人工技術

カルチャー誌「TOKION」 なぜ生命に文化が必要なのか

1996年創刊のカルチャー誌「TOKION」が復刊します。 “日本のカッティングエッジなカルチャーを世界に発信する”というテーマの下、雑誌とweb、渋谷Miyashita park内にショップもオープンしました。 渋谷の生まれ変わった宮下公園、行ってみたいけど、さすがに軽井沢を出れない感じで残念・・。東京は色々な意味で常に変化し続けていますから・・・。 「TOKION」の中で、アートや文化と人間との関係を語ったInterview記事が出ています。 WebのTOKIONの記事を診ると、UNDER COVERの高橋 盾さんと源馬大輔さん対談などの並びの記事で、高校時代にUNDER COVERとか、裏原宿系、と言われる洋服をせっせと収集してた熊本の高校生時代には、さすがに予想できなかったなぁ、と。 熊本のシャワー通りにある「キップルランド(kippleland)」は当時からセンス良かった。東京の窓だった! 結局、心の声に素直に生きていれば、自分が好きなものに人生は収れんしていくんでしょうね。 「TOKION」内での横尾忠則さんとGUCCIのコラボも本当にかっこよく、東京のGUCCIで見たかったなぁ。 前編、とあるので、いづれ後編、も掲載されるわけですが、ぜひお読みください。 ちなみに。取材場所は、旧軽井沢 Cafe 涼の音さんにて。 国の登録有形文化財にもなっている明治時代の素敵な別荘をカフェにしたもの。 ぜひ行ってほしい場所!取材協力もありがとうございました! → ●「芸術は人間の体にどう効く?」-前編- なぜ、生命に文化が必要なのか 医学界の異端児・稲葉俊郎が読み解く医療と芸術の

blog

© All right reserved TOSHIRO INABA