「健康学入門 〜宇宙船人間丸 創造マニュアル」@横尾忠則現代美術館(2020/3/7)

「山形ビエンナーレ2020」の芸術監督の話とも地下水でつながっているような企画のお知らせです。 →<参考>●山形ビエンナーレ2020 芸術監督就任 のお知らせ(December 26, 2019) 2020年の年明けですが、神戸の横尾忠則現代美術館にて『兵庫県立横尾救急病院展』!(2020年2月1日(土)-5月10日(日))という、横尾忠則さんと「病」をテーマにしたユニークな展示が開催されます。 →<参考>『横尾忠則の超・病気克服術 病の神様 』(文春文庫、2009年) ちょうどこの企画を構想中に横尾さんのアトリエでディープな会話を話し続けていたので(1日に9時間近くも二人で話しつづけた!)、その流れで、この企画にも色々と関わらせていただきました。生けるレジェンドの横尾忠則さんに貢献できるのならば光栄なことです。 この展示の図録の巻頭テキストにも『病の神様の微笑』を書きました。 横尾忠則愛をすべて詰め込んだ横尾忠則論です。もう死んでもいいと思いながら全身全霊で書きました。深海のような深い無意識にダイブして書いたので、書き上げた後、ほんとうにぶっ倒れました。 このテキストはすべてのアーティストに向けて書いた渾身の文章でもあるので、ぜひ図録をお読みいただきたいです。 横尾さんからは、会期中に美術館での講演も頼まれたので、話しに行きます。神戸に行けてうれしい! 講演タイトルだけ見ると何がなんだか分からないかもしれませんが(笑)、原本を知っている人はパロディ元が分かるはずです。 先着100名で申し込みもないので、ピンと来たら神戸から近場の方、ぜひぜひお越しください。図録も読みにきてくだ

山形ビエンナーレ2020 芸術監督就任 のお知らせ

2020年9月に山形で行われる芸術祭『みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2020』の芸術監督をさせていただくことになりました! 昨年までは敬愛する絵本作家の荒井良二さんが芸術監督をされていたので、責任重大! 世界中にはいろんな芸術祭、美術祭がありますが、もっと生命や生活や医学に寄り添ったお祭りがあってもいいんじゃないかと、いつも悶々としつつ、自分の著作でも医学と芸術の関係性を書き連ねてきました。 その祈りが届いたのか?、東北芸術工科大学の学長であり、アーティストでもデザイナーでもある中山ダイスケさんと、MIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)でご一緒したとき、猪熊弦一郎氏の「美術館は心の病院」という言葉(稲葉俊郎「ころころするからだ」(春秋社)に書いてます)を紹介しつつ、医学と芸術との統合を熱弁したところ、ダイスケさんから今回のありがたきお誘いを受け、是非に!と即断し、芸術監督をさせていただきます!(医師としては世界初?) →<参考>●November 24, 2018:猪熊弦一郎の思いを引き継ぐこと 山形にある豊かな食文化、温泉などの養生文化、そして東北の人たちが持つ不屈の精神(レジリエンス)。 こうしたものを芸術や美術、音楽の観点で再度読み解きなおす芸術祭です。 人が生きるとはどういうことか、創るとはどういうことか。 そして、人と人とが作る社会はどうありたいのか。 個人と共同体の論理や力学は衝突することもありますが、本来は補い合うものです。 「祭り」も、個人と共同体との関係の中で生まれてきた人類の知恵だと思います。 そうしたことを改めて考え直してみたいです。 山形ビエン

山形ビエンナーレ2020 芸術監督就任

2020年9月に山形で行われる芸術祭『みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2020』の芸術監督をさせていただくことになりました! 昨年までは敬愛する絵本作家の荒井良二さんが芸術監督をされていたので、責任重大! 世界中にはいろんな芸術祭、美術祭がありますが、もっと生命や生活や医学に寄り添ったお祭りがあってもいいんじゃないかと、いつも悶々としつつ、自分の著作でも医学と芸術の関係性を書き連ねてきました。 その祈りが届いたのか?、東北芸術工科大学の学長であり、アーティストでもデザイナーでもある中山ダイスケさんと、MIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)でご一緒したとき、猪熊弦一郎氏の「美術館は心の病院」という言葉(稲葉俊郎「ころころするからだ」(春秋社)に書いてます)を紹介しつつ、医学と芸術との統合を熱弁したところ、ダイスケさんから今回のありがたきお誘いを受け、是非に!と即断し、芸術監督をさせていただきます!(医師としては世界初?) 山形にある豊かな食文化、温泉などの養生文化、そして東北の人たちが持つ不屈の精神(レジリエンス)。 こうしたものを芸術や美術、音楽の観点で再度読み解きなおす芸術祭です。 人が生きるとはどういうことか、創るとはどういうことか。 そして、人と人とが作る社会はどうありたいのか。 個人と共同体の論理や力学は衝突することもありますが、本来は補い合うものです。 「祭り」も、個人と共同体との関係の中で生まれてきた人類の知恵だと思います。 そうしたことを改めて考え直してみたいです。 山形ビエンナーレ2020は、2020年9月の金土日の週末のみで開催されます。仕事人

GYRE.FOOD@表参道

表参道のGYREビル4Fにある「GYRE.FOOD」、行ってきた。 ​​ 素晴らしい空間だったー! 都会の中で、すっと体のモードへ切り替えられる落ち着ける場所。 浅い呼吸も深くゆっくりした呼吸に自然に切り替わる。 東京のど真ん中で、土や植物の気配を感じれる場所。 もちろん、都会の中で自然を、というのはないものねだりのところもある。ただ、土や植物がいかに人間の生命を暖かく支えているか、そうしたことを逆説的に感じれる素敵な空間だなぁ。 ​​ ​​ ​​ センスのいい人たちが集うときの可能性をみました。 表参道で人ごみに疲れてたら、ぜひ立ち寄りたい場所。 GYRE.FOODは田根剛さんが手掛ける日本においてはじめてのレストランとのこと。 ここのレストランのランチもとってもおいしくて、器やカテラリーも素敵で、当直明けで異様にねむいところ、豊かな時間を過ごさせてもらった。 ​​ ​​ ワンフロアの大きい「GYRE.FOOD」の一角には、料理人 野村友里さんが主催する「eatrip soil」という素敵な空間もある。 行ったときには、偶然にkittaさんのワークショップも開催されていた。 ​​ kittaさんの素敵な布は、 「食の鼓動」(2017/12/28+29+30@スパイラル、もう2年前?!)で購入して以来、大切に使わせてもらっている。自然界特有の無限に奥行きのある色は、暮らしと常に調和するし、どれだけ見ても見飽きることがない。 ​​ 自分の著作も野村友里さんのご厚意で置かせてもらい、うれしかったー!コメント書かせてもらいました。高木正勝さんの本もおいてあったし、たかぎみかをさんの

GYRE.FOOD@表参道

表参道のGYREビル4Fにある「GYRE.FOOD」、行ってきた。 素晴らしい空間だったー! 都会の中で、すっと体のモードへ切り替えられる落ち着ける場所。 浅い呼吸も深くゆっくりした呼吸に自然に切り替わる。 東京のど真ん中で、土や植物の気配を感じれる場所。 もちろん、都会の中で自然を、というのはないものねだりのところもある。ただ、土や植物がいかに人間の生命を暖かく支えているか、そうしたことを逆説的に感じれる素敵な空間だなぁ。 センスのいい人たちが集うときの可能性をみました。 表参道で人ごみに疲れてたら、ぜひ立ち寄りたい場所。 GYRE.FOODは田根剛さんが手掛ける日本においてはじめてのレストランとのこと。 ここのレストランのランチもとってもおいしくて、器やカテラリーも素敵で、当直明けで異様にねむいところ、豊かな時間を過ごさせてもらった。 ワンフロアの大きい「GYRE.FOOD」の一角には、料理人 野村友里さんが主催する「eatrip soil」という素敵な空間もある。 行ったときには、偶然にkittaさんのワークショップも開催されていた。 kittaさんの素敵な布は、 「食の鼓動」(2017/12/28+29+30@スパイラル、もう2年前?!)で購入して以来、大切に使わせてもらっている。自然界特有の無限に奥行きのある色は、暮らしと常に調和するし、どれだけ見ても見飽きることがない。 自分の著作も野村友里さんのご厚意で置かせてもらい、うれしかったー!コメント書かせてもらいました。高木正勝さんの本もおいてあったし、たかぎみかをさんの絵はがきも素敵だった。 ここでは厚みを

齋藤陽道『感動、』(2019.12.20—2020.02.02)@NADiff a/p/a/r/t

齋藤陽道さんの写真の個展、齋藤陽道『感動、』(2019.12.20[金]—2020.02.02[日])が、恵比寿のNADiff a/p/a/r/tで開催されます。 その記念すべき素敵な場で、齋藤陽道さんと稲葉とで対談させていただきます! →HP いつものように筆談になるのかなぁ。文字+漫画談、のような、音のない世界でお届けします。 ​​ 齋藤陽道さんの写真の大ファンです。 あまりに好きすぎて、「見えないものに、耳をすます ―音楽と医療の対話」(大友良英さんと稲葉の共著)アノニマ・スタジオ (2017)にも写真をお願いしてしまったし、単著「いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ— 」アノニマ・スタジオ (2017)の中にも陽道さんのことを書きました。 ​​ ​​ 齋藤陽道さんが撮影したミスチルのジャケット写真も素敵だったなぁ! (→Fb 【Mr.Children×齋藤陽道】2015まとめ より) ​​ ​​ 彼の写真は、純度の高い透明度を感じるのです。浄土のような透明感が写真からはみ出してきていて、手を伸ばせば透き通って異界へとスルリとすりぬけていきそうな写真の世界観に、自分はいつもため息が出て、心が感動しているのです。 HPで写真見ているだけでも、なんだかドキドキする写真ばかりです。 参考→●齋藤陽道 写真展「感動、」@東京都人権プラザ(February 18, 2019) そして、陽道さんは文章もとっても素晴らしく独自の文体で、暮しの手帖での連載も面白い。 「それでも それでも それでも」 ナナロク社 (2017)も、「異なり記念日 (シリーズ ケアをひらく)」医学書

齋藤陽道『感動、』(2019.12.20—2020.02.02)@NADiff a/p/a/r/t

齋藤陽道さんの写真の個展、齋藤陽道『感動、』(2019.12.20[金]—2020.02.02[日])が、恵比寿のNADiff a/p/a/r/tで開催されます。 その記念すべき素敵な場で、齋藤陽道さんと稲葉とで対談させていただきます! →HP いつものように筆談になるのかなぁ。文字+漫画談、のような、音のない世界でお届けします。 齋藤陽道さんの写真の大ファンです。 あまりに好きすぎて、「見えないものに、耳をすます ―音楽と医療の対話」(大友良英さんと稲葉の共著)アノニマ・スタジオ (2017)にも写真をお願いしてしまったし、単著「いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ— 」アノニマ・スタジオ (2017)の中にも陽道さんのことを書きました。 齋藤陽道さんが撮影したミスチルのジャケット写真も素敵だったなぁ! (→Fb 【Mr.Children×齋藤陽道】2015まとめ より) 彼の写真は、純度の高い透明度を感じるのです。浄土のような透明感が写真からはみ出してきていて、手を伸ばせば透き通って異界へとスルリとすりぬけていきそうな写真の世界観に、自分はいつもため息が出て、心が感動しているのです。 HPで写真見ているだけでも、なんだかドキドキする写真ばかりです。 参考→●齋藤陽道 写真展「感動、」@東京都人権プラザ(February 18, 2019) そして、陽道さんは文章もとっても素晴らしく独自の文体で、暮しの手帖での連載も面白い。 「それでも それでも それでも」 ナナロク社 (2017)も、「異なり記念日 (シリーズ ケアをひらく)」医学書院 (2018)も、「声めぐ

辻信一「弱虫でいいんだよ」(2015年、ちくまプリマー新書)

辻信一さんの「弱虫でいいんだよ」(2015年、ちくまプリマー新書)を再読しました。 「弱さ」の「強さ」を縦糸として書かれた素晴らしい本です。 未来の社会の提案としても、色々と示唆に富む素晴らしい本でした。 ちくまプリマー新書は子供向けの本なので、子供相手に語られるように書かれている本が多く、とても読みやすい本が多いのです。 岩波文庫は読むのにちょっとした技術と経験が必要ですが、岩波少年文庫が読みやすい良書が多いように。 ​​ 以前も、辻信一さんを中心としてなされている「ゆっくり小学校」に、保健?生物?の先生として呼んでいただいたのです。芸術と教育が一体化したあり方に未来の学校の在り方をみました。 →〇ゆっくり小学校 この本では、「弱さ」の色々な側面に光を当てている本です。 「弱さ」が悪い、「強さ」がいい、というのは一方的な価値判断で、よいか悪いかは時と場合によります。価値判断は他との関係性で異なるものです。 大きいことがよいとは限らないし、小さいことがよいとはかぎらない。 そこには、強弱を量的なものとしてとらえる変な傾向がある、と、辻さんは語られます。 「弱さ」の中に質を見出して、そこにこそ今の時代を突破する鍵があるとして、色々な角度から「弱さ」が持つ「強さ」を立体的にとりあげています。 長田弘さんの「ねむりのもりのはなし」という詩に、「あべこべのくに」のことが出てきます。 ​​ ================== 長田弘『ねむりのもりのはなし』 いまはむかし あるところに あべこべの くにがあったんだ はれたひは どし ゃぶりで あめのひは からりとはれていた そらには き

辻信一「弱虫でいいんだよ」(2015年、ちくまプリマー新書)

辻信一さんの「弱虫でいいんだよ」(2015年、ちくまプリマー新書)を再読しました。 「弱さ」の「強さ」を縦糸として書かれた素晴らしい本です。 未来の社会の提案としても、色々と示唆に富む素晴らしい本でした。 ちくまプリマー新書は子供向けの本なので、子供相手に語られるように書かれている本が多く、とても読みやすい本が多いのです。 岩波文庫は読むのにちょっとした技術と経験が必要ですが、岩波少年文庫が読みやすい良書が多いように。 以前も、辻信一さんを中心としてなされている「ゆっくり小学校」に、保健?生物?の先生として呼んでいただいたのです。芸術と教育が一体化したあり方に未来の学校の在り方をみました。 →〇ゆっくり小学校 この本では、「弱さ」の色々な側面に光を当てている本です。 「弱さ」が悪い、「強さ」がいい、というのは一方的な価値判断で、よいか悪いかは時と場合によります。価値判断は他との関係性で異なるものです。 大きいことがよいとは限らないし、小さいことがよいとはかぎらない。 そこには、強弱を量的なものとしてとらえる変な傾向がある、と、辻さんは語られます。 「弱さ」の中に質を見出して、そこにこそ今の時代を突破する鍵があるとして、色々な角度から「弱さ」が持つ「強さ」を立体的にとりあげています。 長田弘さんの「ねむりのもりのはなし」という詩に、「あべこべのくに」のことが出てきます。 ================== 長田弘『ねむりのもりのはなし』 いまはむかし あるところに あべこべの くにがあったんだ  はれたひは どし ゃぶりで あめのひは からりとはれていた そら

2020/1/25:養老孟司×稲葉俊郎「いのちのきほんを捉えなおす」@青山ブックセンター(ABC)

アナウンス。 2020年1月25日の土曜のお昼(14-16時)、青山ブックセンターで養老孟司先生と対談をさせていただきます! ■2020/1/25(Sat)(14:00-16:00):養老孟司×稲葉俊郎「いのちのきほんを捉えなおす」(稲葉俊郎「からだとこころの健康学」NHK出版 (2019/9/25)刊行記念イベント@青山ブックセンター本店(ABC)(東京都渋谷区神宮前5-53-67) (→申し込み​) 養老先生は1937年生まれの82歳!ですが、今でも現役バリバリで弁舌鮮やか。 自分が尊敬するアーティスト横尾忠則さんと同世代(横尾さんも83歳!)。 養老先生は知識人や文化人とされる方々の中でも最も尊敬するお一人。東大医学部の大先輩でもあり、胸を借りて、いろいろとぶつけてみたい質問は山のようにあります。後輩のためにひと肌脱いでくれたかと思うと、うれしい! NHK出版『学びのきほん からだとこころの健康学』刊行記念のイベントではありますが、養老先生は『別冊NHK 100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』』も、NHK出版から出されており、やはりこれまた面白い! 自分は東大医学部時代に、『唯脳論』青土社(1989年)(→1998年 ちくま学芸文庫)を舐めるように何度も何度も読み直しました。 もちろん、その後の養老作品はほぼすべて読んでいます。 (活字でこれだけ全部読んでいるのは、養老先生と、河合隼雄先生くらいかなぁ。) 特に好きな本。 ・『ヒトの見方-形態学の目から』筑摩書房、1985年 <1991年 ちくま文庫> ・『からだの見方』筑摩書房、1988年 <19

2020/1/25:養老孟司×稲葉俊郎「いのちのきほんを捉えなおす」@青山ブックセンター(ABC)

アナウンス。 2020年1月25日の土曜のお昼(14-16時)、青山ブックセンターで養老孟司先生と対談をさせていただきます! ■2020/1/25(Sat)(14:00-16:00):養老孟司×稲葉俊郎「いのちのきほんを捉えなおす」(稲葉俊郎「からだとこころの健康学」NHK出版 (2019/9/25)刊行記念イベント@青山ブックセンター本店(ABC)(東京都渋谷区神宮前5-53-67) (→申し込み​) 養老先生は1937年生まれの82歳!ですが、今でも現役バリバリで弁舌鮮やか。 自分が尊敬するアーティスト横尾忠則さんと同世代(横尾さんも83歳!)。 養老先生は知識人や文化人とされる方々の中でも最も尊敬するお一人。東大医学部の大先輩でもあり、胸を借りて、いろいろとぶつけてみたい質問は山のようにあります。後輩のためにひと肌脱いでくれたかと思うと、うれしい! 『NHK出版学びのきほんからだとこころの健康学』刊行記念のイベントではありますが、養老先生は『別冊NHK100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』』も、NHK出版から出されており、やはりこれまた面白い! 自分は東大医学部時代に、『唯脳論』青土社(1989年)(→1998年 ちくま学芸文庫)を舐めるように何度も何度も読み直しました。 もちろん、その後の養老作品はほぼすべて読んでいます。 (活字でこれだけ全部読んでいるのは、養老先生と、河合隼雄先生くらいかなぁ。) 特に好きな本。 ・『ヒトの見方-形態学の目から』筑摩書房、1985年 <1991年 ちくま文庫> ・『からだの見方』筑摩書房、1988年 <19

「ブッダがせんせい 心を育てるこども仏教塾」「おしえてブッダせんせい こころのふしぎ」永岡書店

「おしえてブッダせんせい こころのふしぎ」永岡書店 (2015)という絵本。 ブッダが、子どもが聞きたいようなシンプルな問いに、ずばりと答える。 たしかに、こういうシンプルな問いに本質を貫通して返答できるのが、ほんとのおとななんだろうなぁ。 とってもいい本! こどものため、、、とへ理屈つけて購入して、結局は自分が一番読みたい、だけ。そして、感動。 Q「子どもとおとなのこころはどうちがうの?」 A(by.ブッダ)「正しいことと、わるいことのくべつをちゃんとつけられるのが本当のおとな」 『落ち着いて思慮深い人は、身をつつしみことばをつつしみ、心をつつしむ』(ダンマパダ234) 「ブッダがせんせい 心を育てるこども仏教塾」永岡書店 (2012) この本もとてもいい本。 ​​ というか。 こちらの本があまりに好評で、その続編で「おしえてブッダせんせい こころのふしぎ」永岡書店 (2015)が出たんでしょうね。どちらも宮下真さん著。 ●「もし、わるいことをしてしまったら そのなんばいもいいことをしよう」 ●「本当のことと、そうでないことがごっちゃになっていると、何が本当なのかわからなくなってしまう」 ●「正しいことをいつも考えるようにすると、大声でさわいだり、あばれたりしなくなるよ」 ​​ ​​ ​​ イラストもかわいいし。 こういう絵本は永遠に売れ続けるだろうなぁ。 さすがブッダはすごい!お釈迦様! ぜひ読んでみてください! 自分は立ち読みで全部読んでしまい、何度も読み直したくなって思わず二冊とも買ってしまったー。 体の栄養だけでなく、心にも無農薬、オーガニックな栄養をー。

「ブッダがせんせい 心を育てるこども仏教塾」「おしえてブッダせんせい こころのふしぎ」永岡書店

「おしえてブッダせんせい こころのふしぎ」永岡書店 (2015)という絵本。 ブッダが、子どもが聞きたいようなシンプルな問いに、ずばりと答える。 たしかに、こういうシンプルな問いに本質を貫通して返答できるのが、ほんとのおとななんだろうなぁ。 とってもいい本! こどものため、、、とへ理屈つけて購入して、結局は自分が一番読みたい、だけ。そして、感動。 Q「子どもとおとなのこころはどうちがうの?」 A(by.ブッダ)「正しいことと、わるいことのくべつをちゃんとつけられるのが本当のおとな」 『落ち着いて思慮深い人は、身をつつしみことばをつつしみ、心をつつしむ』(ダンマパダ234) 「ブッダがせんせい 心を育てるこども仏教塾」永岡書店 (2012) この本もとてもいい本。 というか。 こちらの本があまりに好評で、その続編で「おしえてブッダせんせい こころのふしぎ」永岡書店 (2015)が出たんでしょうね。どちらも宮下真さん著。 ●「もし、わるいことをしてしまったら そのなんばいもいいことをしよう」 ●「本当のことと、そうでないことがごっちゃになっていると、何が本当なのかわからなくなってしまう」 ●「正しいことをいつも考えるようにすると、大声でさわいだり、あばれたりしなくなるよ」 イラストもかわいいし。 こういう絵本は永遠に売れ続けるだろうなぁ。 さすがブッダはすごい!お釈迦様! ぜひ読んでみてください! 自分は立ち読みで全部読んでしまい、何度も読み直したくなって思わず二冊とも買ってしまったー。 体の栄養だけでなく、心にも無農薬、オーガニックな栄養をー。

新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』@新橋演舞場

新橋演舞場での新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』を見た。 →〇新作歌舞伎 風の谷のナウシカ(2019年12月6日(金)~25日(水)) ​​ 「風の谷のナウシカ」漫画版の全7巻(アニメ版は2巻で終わり)を昼の部、夜の部通しで7-8時間にかけて上演するすごい試みだった。 宮崎駿さんが考えていること、悩んだことと本当に深く共振するには、やはり漫画を全7巻しか読まないとわからないな、というのが正直な感想だ。 歌舞伎版では、それぞれの章や巻でのハイライトだけを歌舞伎の1幕で演じて、そうした1幕1幕が続いていく、、、という特殊な進行方法だったので、ナウシカファンに向けて、というよりも、歌舞伎ファンへ向けて、という感じだったから。 ナウシカがすこし端役のような感じだったし、むしろクシャナの存在感がすごかった。 ただ。 一番最後の最後、夜もふけ、7時間近く歌舞伎を見続けて頭がもうろうしてきた最後。 大詰めの「シュワの墓所の秘密」における演出には圧倒された。 むしろ、歌舞伎のスタイルが、ナウシカすべてを食べてしまうような、歌舞伎という怒涛のエネルギーですべてを包み込むような凄まじい熱演と演出に、ナウシカのことをすっかり忘れてしまうような深い感動があった。 あぁ、歌舞伎は、まさにこういう善も悪も、清濁すべてあわせのむような、人間の業、そのものを描いているのだよなぁ、と。 新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』を見るために、必死で漫画を全7巻読んだ。 2019年の年末に、この深く深い物語を骨の髄まで染み込ませるように読めたのは、最高のギフトだと思った。 どれだけ多くの人が、この機会にナウシカの心と共振しただろ

新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』@新橋演舞場

新橋演舞場での新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』を見た。 →〇新作歌舞伎 風の谷のナウシカ(2019年12月6日(金)~25日(水)) 「風の谷のナウシカ」漫画版の全7巻(アニメ版は2巻で終わり)を昼の部、夜の部通しで7-8時間にかけて上演するすごい試みだった。 宮崎駿さんが考えていること、悩んだことと本当に深く共振するには、やはり漫画を全7巻しか読まないとわからないな、というのが正直な感想だ。 歌舞伎版では、それぞれの章や巻でのハイライトだけを歌舞伎の1幕で演じて、そうした1幕1幕が続いていく、、、という特殊な進行方法だったので、ナウシカファンに向けて、というよりも、歌舞伎ファンへ向けて、という感じだったから。 ナウシカがすこし端役のような感じだったし、むしろクシャナの存在感がすごかった。 ただ。 一番最後の最後、夜もふけ、7時間近く歌舞伎を見続けて頭がもうろうしてきた最後。 大詰めの「シュワの墓所の秘密」における演出には圧倒された。 むしろ、歌舞伎のスタイルが、ナウシカすべてを食べてしまうような、歌舞伎という怒涛のエネルギーですべてを包み込むような凄まじい熱演と演出に、ナウシカのことをすっかり忘れてしまうような深い感動があった。 あぁ、歌舞伎は、まさにこういう善も悪も、清濁すべてあわせのむような、人間の業、そのものを描いているのだよなぁ、と。 新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』を見るために、必死で漫画を全7巻読んだ。 2019年の年末に、この深く深い物語を骨の髄まで染み込ませるように読めたのは、最高のギフトだと思った。 どれだけ多くの人が、この機会にナウシカの心と共振した

雑誌クロワッサンとNHK文化センター青山教室と小木戸利光「越境する身体」

アナウンス3つ。 12/10発売の雑誌クロワッサンに、稲葉俊郎「美術館を巡る旅」(2019年12/25号 No. 1011)で1ページ記事が載っています。3つの美術館を紹介しています。果たしてどれが選ばれて掲載されているのか・・・ぜひご覧ください。 クロワッサンは素敵な雑誌なので、うれしいなぁ。 同じトピックに、鶴田真由さんのご紹介も載っていて光栄でした!(一つは自分も大好きな美術館で、二つは行ったことないので行くのが楽しみ) ちょうど掃除特集号だったので、掃除をしろってことかなぁ、と、掃除の勉強にもなり一石二鳥です。笑 来年の年明け、2020/1/20月曜夜の時間ですが、NHK文化センター青山教室(南青山1-1-1、ってすごい住所!)にて、NHK出版から出た『からだとこころの健康学』(2019年9月)という本に関するワンデーの講座があります。 この本、なかなか売れていまして、発売すぐに増刷となり、うれしい限りです。 2時間で読めるようにコンパクトにしたのがよかったんでしょうか(東京―新大阪間の新幹線で読み切れるイメージ)。もちろん、質は落としていないつもりです。 2020年は日本も世界も大きく動き始める年だと思っています。自分もみなさんも、きっとそうだと思います。 もしお時間ありましたら、ぜひお越しください! ■2020/1/20(Mon)(18:30-20:00):『NHK出版 からだとこころの健康学』イベント  「人間のからだ・こころ・いのちの知恵」としての「健康学」 @NHK文化センター青山教室(南青山1-1-1 新青山ビル西館4階) →申し込みHP 俳優、モデル

地球規模の共同プロジェクト

前回の記事。 中村哲先生との個人的な思い出をFacebookに公開で書いたら、シェアが500件近くなっていて驚いた。 →〇中村哲先生との思い出(December 9, 2019) 社会の評価がどうなろうと哲先生は20年前から自分の中ではスーパースターだったけど、当時の日本の医学界の眼差しは冷たく冷ややかなものだった。 医学界もそうだが、有名になったり権威がついたりすると、途端に手のひら返しになることがある。言っていることは同じでも、権威が付与することで言葉が力を得て、交通手形を得る。 哲先生は、その仕組みもよくわかっていた。だからこそ、自分が有名人になることで人が耳を傾けるようになるのならば、有名人になることを厭わない人でもあった。言葉の通路を得るために。だからこそ、言葉は世界中に届いた。 有名になることは目的ではなく、あくまでも手段でしかない。もちろん、有名になると周囲があらゆるイメージを投影する場にもなるから、エゴ肥大(そして破滅)を起こす茨の道でもある。 哲先生は最後まで自身が損なわたり奪われたりすることはなかった。有名人や文化人や医者という一つの狭いサークルに入る気は最初からなくて、人助けという一点を見続けたことで、国境や人種や宗教を超えて周囲の人々に感化を与え続けた人だった。 日本と言う国は「場」の意識が強く、「場」に染まらない人は「場外」へと排除される。 だから、戦後の日本という底なし沼の場に溶け込んで自身を見失わないよう、自身がやりたいことが奪われないよう、日本という場の外である「外人」、日本という場とは異なる「異人」という立場に立つことで「自由」をこそ選択し

中村哲先生との思い出

ペシャワール会の中村哲先生が亡くなった。 意図的に殺害されてしまったが、哲先生はそうした事情もすべて覚悟した上で、医療、医業、医術・・・医をすべて含んだ井戸掘りという行為に取り組まれていたから、我が人生に悔いなし、とおっしゃることだろう。 自分は医学部の学生時代だったころから、哲先生の活動に感銘を受け、何度も何度もお会いして、長く話した。 学生時代は、医学界の常識に染まっていない。哲先生のような医学の本道から外れているように見えながら、結果として人間としての本道を生きている医学の先輩に敬意を覚えた。(ただ、多くの人は医学生から医者になったとたんに医療の場に安易に溶け込み、当たり前の感性やアンテナが働かなくなるのはなぜだろうか?) 自分が医学生だった時、哲先生とはやけに馬が合った。相手が学生だと警戒が外れるのか、二人だけで何度も夜を徹して話した。 というのも、哲先生の活動の最初のきっかけは、登山にあり、自分はそのことに惹かれたからだ。 哲先生は、九州大学医学部の学生の時から登山をしていて、医者になったときも、パキスタン・アフガニスタンの山に登りたいことが理由でボランティアに行き、そのことが縁となり現地の活動に少しずつ深入りしていくことになった。報道ではその後の活動の放映が多いが、哲先生の原点には山への敬意と愛がベースにある。大いなる自然に見下ろされて暮らす素朴で朴訥とした現地の人々と現地の文化への深い敬意があった。 医療は「人助け」が目的だからこそ、その目的を外さないようにすると結果的に井戸掘りにつながっただけで、自分行為はすべて医療であるというのは当たり前のことだった。日本での

「渋谷能」第七夜 千秋楽 舞囃子@セルリアンタワー能楽堂

12/6金曜日は全7回で開催された「渋谷能」のクロージングで、舞囃子の5演目だった。 「高砂 舞序破急之伝」(シテ:本田芳樹(金春))、「屋島」(シテ:観世淳夫(観世))、「雪 雪踏之拍子」(シテ:金剛龍謹(金剛))、「安宅」 (シテ:和久荘太郎(宝生))、「猩々乱」 (シテ:佐藤寛泰(喜多))であり、見事に5流派のシテを同時に見るめったにない機会。 能では「型」や「所作」が厳密に決まっていて、自分なりのオリジナルな動きを見せる、ということはないのだが、「型」通りにやっても、おのずからはみ出してしまう個性や固有性・個別性のようなものがあって、それが見ていて本当に面白い。 会社の社長が変われば、会社の社風は大きく変わる。 同じ業務をしているようでも、働きやすい上司もいれば、働きにくい上司もいる。 そういうちょっとした個性の違いが、芸から染み出てきて、演目も全体性を形作る。 ひたむきさ、真面目さ、癖や個性、視点や観点、人生観や世界観の違い。 何かそうした些細なことが、生き様として染み出てくる。 シテ、笛、小鼓、大鼓、太鼓、地謡。 このフォーメーションが決まっているからこそ、個性がぶつかり合う場になる。 その個性は、エゴという「あたま」の世界ではなく、芸という「からだ・こころ」の世界がぶつかり合う場だ。 そして、その場にはなれ合いの調和ではなく、百メートル走を全員が本気で走りあっているのを見ている時のような、それぞれが自分のレーンを全力で走りながら、そうは言っても隣の走者に影響を受けながら、全体として能力が引き出されあうような、そういう不思議な共創の場がある。これこそが日本のお家芸な

「Artists ―在り続ける表現者たち」@渋谷ヒカリエ8階MADO

展覧会「Artists ―在り続ける表現者たち」@渋谷ヒカリエ8階MADO を見に行く。 →詳細HP この展示の企画で、12/5には医師の熊谷晋一郎さん、ダンサーの砂連尾理さん、作家の小林エリカさんを交えた対談が開催されていて、別用で行けずに地団太を踏んだ!こんな面白い組あわせで素敵な企画をする人がいるもんだなーと思いつつ展示を見に行ったら、偶然にも現地で東京都現代美術館(MOT)の仕掛け人の方とお会いできて感動! MOTにはダムタイプ、Echo after Echoを見に行ったばかりだし、学芸員の方々も素敵なビジョンある方々ばかりでいい美術館だなぁ~! ■ダムタイプ|アクション+リフレクション@東京都現代美術館(November 28, 2019) ■鈴木ヒラクさんの作品@「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」(November 29, 2019) この展覧会「Artists ―在り続ける表現者たち」は、口があんぐりするような熱量の作品で、思わず、て、て、てんさい・・・という感じだ。 子どもの絵を見ると、その偏見と先入観のなさを見て、てんんさい!と、嫉妬するほど羨ましく思う。 人間という天然の原型が持つ創造の芽を、そのまま見せつけられた感じ。ほら、ここが人間の原型だよ、と。 この展示での表現者は、有名になりたいとか、お金をもらいたいとか・・・、そうした動機が駆動力になっているのではなくて、「創らないと自分が自分でなくなってしまう」「創らないと死んでしまう、おかしくなってしまう」・・・という、強烈で切実でヒリヒリする駆動力で作品を

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